１、狛犬のいない神社

まずは狛犬のいない神社７箇所。

改修中だったり、小規模だったりするものが多かったが、東京大神宮は東京の観光案内に載っているぐらいの神社なのに、発見できなかった。もしかすると僕の見落としかもしれない。

２、子犬のいない狛犬

神社というのは地の神だから、たいてい高台にあり、本殿まで長い階段があることも多い。なので、高台までさんざん苦労して自転車を漕ぎ、階段上って行ったのに、狛犬に子犬がいなかったときのがっかり感と言ったらない。「がっかり狛犬」と命名したくなるぐらいだけど、崇りがありそうなのでやめておく。
ここでは写真を白黒にすることで、そのがっかり感を表現していきたい。

３、狛犬の子犬９体＆ベスト３の発表です！

お待たせしました！　いよいよ子狛犬の公開です！
都内で観察された５体以外に、もらった画像の４体、計９体の子狛犬を発表していきたいと思います！

※画像は全てマウスオンで子犬が表示されるので、ポインタを重ねてご覧下さい！

そしてベスト３の発表です。
まずは３位！

３位　靖国神社・正門（千代田区）

靖国神社正門には二対、計四体の狛犬があるが、奥左側の狛犬には、なんと2匹の子犬がじゃれ付いていた。

僕としては、２匹目の方の狛犬のあっけらかんとした笑顔に非常に心を打たれた。コイツの笑顔をもって、第３位入賞としたい。続いて第２位の発表です。

２位　鬼王稲荷

新宿の鬼王稲荷では、左右両方の狛犬に子犬がじゃれ付いていた。

そして注目するべきはもう一体、左の狛犬。

狛犬が球を携えている場合というのは珍しくないが、子犬と珠を同時に携えている上に、子犬が珠をくわえているという反則級のかわいさである。実力派の２位入賞と言えるだろう。最後に一位の狛犬を紹介したい。場所は文京区・牛天神だ。

１位　牛天神

牛天神、正しくは牛天神・北野神社という、小高い土地に小さく祀られた天神様である。

正直、湯島天神や亀戸天神に圧倒的に規模で劣るこの天神様に、僕は何も期待をしていなかった。名前も正直、ちょっとダサい。まあそれでも取材の数を稼ごうと、懸命に自転車を漕いで高台まで行ったのだが、そこで僕は想定外の出会いをすることになった。

なんという有様だろうか。
狛犬が、まさかの授乳中である。
魔除けの象徴たる像が、授乳して子育てをしているのだ。そしてわき目も振らぬ勢いで飲む子狛犬。この様を目にして、僕はにわかに興奮し、取材用の写真を撮るのも忘れ、「狛犬がおっぱい吸ってる！」と友達に写メールを送りまくってしまった。

それにしても、何度見てもかわいいとしか言葉の出てこない、最高の子狛犬である。これはもはや、言葉は不要。堂々たる第一位受賞と言ってよいだろう。