繁華街でゲジゲジできるか
海や森といった自然だけでなく、街中においてもゲジゲジしたい(磁石に砂鉄をくっつけることです)ときがあると思う。たとえば飲んだ帰りなどにゲジゲジしたくなるかもしれない。
歌舞伎町である。眠らない街に砂鉄は落ちているんだろうか。
採取は入口ゲート付近で行った。盛り場で変わったこと(砂鉄とりなど)をするときは目立たないのが鉄則だ。
同じ街中でも商店街はどうか
やってきたのは江東区の砂町銀座。名前からして砂鉄がとれそうな雰囲気がある。
砂銀(砂町銀座)は最寄駅からバスで15分ほどの商店街。アクセスに難がありながらも常に買い物客であふれている理由は、とにかく圧倒的な物価の安さだ。
缶チューハイにカップ麺と唐揚げ(6個)で236円である。牛丼1杯より安い。日用品だけでなく毛ガニや伊勢海老などの高級食材も1000〜1500円という破格で手に入る。
毎月10日は砂銀名物「ばか値市」が催され、半額以下の目玉商品で特売合戦を繰り広げるという(記事が地味なので、主婦向け情報を入れています)。
さらに周辺はグルメも充実している。砂鉄あつめの折に、おさえておきたい立ち寄りたいスポットである。
この後も街を歩いて砂鉄を探した。駅のホーム、植え込み、住宅街。しかし砂銀ほどの大量ポイントは他になかった。
よって街中において砂鉄でゲジゲジ遊ぶなら商店街がおすすめである。
「無限ゲジゲジ」というおもちゃがほしい
砂鉄から精製される玉鋼は刀の原料として使用される。玉鋼は鉄鉱石の資源に乏しい日本において、「たたら法」と呼ばれる独特の技術が生み出したものだ。そういう意味でまさに砂鉄は日本の宝。ゲジゲジさせて喜んでいる場合ではない。