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フェティッシュの火曜日
 
農家でまんじゅうに書き初めする

いよいよ蒸し初め

書き終わった書き初めは、係の人に渡して蒸してもらう。


「これ6個一気にはいるかなあ…」って明らかに手探りな感じだが大丈夫だろうか
おいしくなって帰ってこいよ

蒸している間に、ずっと気になっていたあの謎についてきいてみる。

「なんでまんじゅうに書き初めしようと思ったんですか?」

「それ、さっきも聞かれたんだけどね(※新聞社の人が取材に来てた)。なんでっていわれても…」

「あ、特に理由とかないんですか?」

「うん。記者の人に『書いたものを食べる、ってとこに意味があるんでしょうか?』っていわれたんだけど、別にそういうことでもないしねえ」

「はあ、そうですか」

「それより君たち今日どこから来たの?」

しまいには話を逸らされる始末だ。


そして始まる地元談義…

他の人の作品も見せてもらいました。まずは係の方による制作見本。手書きのはんこが芸が細かい
子供の作品。同じ下手でもなんで子供が描くと可愛いんだろう

そうそう、虎ってこう。丸耳なんだ。先に言ってよ
友人作。初日の出と減量を組み合わせた意欲作

 

 

いよいよ完成

そうこうしているうちにまんじゅうも蒸し終わり、書き初めまんじゅう完成の時がやってきた。


すごい蒸気
熱々でパックも曇るほど

2010年の書き初め、できました

蒸し上がったまんじゅうは、水蒸気をたっぷり吸って、一回り大きくふくらんでいた。もちろん中までアツアツだ。

そして蒸すことによって食紅の色素も活性化して、書き初めの発色もよくなり…、ということは特になくて、僕が描いたふにゃっとした虎は相変わらずふにゃっとしたままで、皺だけが少し増えていた。


中はホカホカ。割ると湯気が立ちます。そして味の方は…
うん、普通!

 

結局なんだったんだ

結局なんだかよくわからなかった、「まんじゅうに書き初め」。よくよく聞いてみると、去年も同じように「まんじゅうに書き初め」は開催されていたそうだ。こういう突拍子もないイベントも、毎年続けていれば恒例になっていくのだろう。「なんでまんじゅうに?」なんて誰も疑問に思わなくなるその日まで、ぜひ毎年続けてほしいです。

蒸し担当の方は蒸気で終始めがねが曇っていました

 

 

さて、「まんじゅうに書き初めしよう」のレポートはこれでおしまいなのですが、帰りに友人に連れて行ってもらったお店が軽く衝撃的でしたので、次のページで引き続き紹介させてください。

 

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