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はっけんの水曜日
 
猫を愛でる人々


猫と人間のコラボです。

猫というものが多くの人にとって癒しの存在であるのは言わずもがなだと思う。
そして、猫を可愛がる人間からもかなりの幸せオーラが満ちている。

今までは猫だけを見て幸せになっていたが、一歩引いて見ると猫を愛でる人間もふくめて幸せの世界である事に気づいた。
今回は、猫を愛でるひとたちコレクションです。

ほそいあや



昨年の夏、江ノ島で

昨年、取材で江ノ島に行った。江ノ島といえば有名な観光地なので、いつも大勢の人でにぎわっている。そのうえ、沢山の猫がいる。

街の中の猫スポットと異なる点は、仕事で来ている人や急いでいる人がほとんどいないので、みんな思う存分猫をさわっている事だ。


逃げないし。

猫が一匹いると、だいたい数人のギャラリーに囲まれる。

猫ってそんなに珍しかったっけ、といつも思う。

大胆アプローチの子供にもまったく動じず。

中にはのぼってくる人間大好きなのもいる。猫単体でみるより、人間が幸せそうでたまらないのです。

孫とおばあちゃんが何かに取り憑かれたようになで続けている。
この間に、後ろで見ていたお母さんが「ママまださわってないのよ」と言って割り込んできた。家族間でも順番待ちなのだ。
なでる人が去ると、しばらく後ろ姿を見送っていた。
人に興味がない時はメンチ切る事も忘れない。

猫は人を狂わせる

マタタビに狂うのは猫だが、その猫に狂うのが人間だと常々思っている。

大通りで通りすがりの一団が、雑貨屋の前に猫を発見すると同時にキャー!オー!とものすごい勢いで可愛がりはじめた。


躊躇なく地べたに座る。

猫も狂っていた。

 

ねこじゃらしを隠しているのがたまらない。

シャイな猫フェチ

そーっと猫に近寄りながら機嫌をうかがう人もいる。
猫の性格を察知しながら、まるでそよ風がそよぐようにのど下をなでている。猫も安心している。

この男性は、私がこの猫を占領していた時にずっと後ろで待っていたらしい。猫って順番待ちができるほど偉い動物だったか。
私は猫と遊んだあとに、この男性が猫を可愛がる姿を見て癒しをもらう。写真ではよくわからないけれど、後ろ手にねこじゃらしを持っているのだ。はっきり言って猫よりかわいい。


こちらは、いつも同じ場所にいる人気猫。
無愛想なのに通る人からアツイまなざしを浴びまくっている。

ここで足を止めない人はいない。
目の高さにいるので撮影しやすい。

ファニーマーク

性格は人なつっこくはないけれど、この模様がイケているのと、いつも同じ場所というのがファンを作る要因なのだろう。
通りかかった外国人が「オー、ファニーマーク!」と言ったのを聞いた。黒い全裸に、白いソックスと白いネクタイをした柄なのでたしかにファニーである。人間なら変態だけど。


「ケッ、今日もピーピーうるせえぜ」

ここまでは夏の様子だったが、もっと猫を可愛がる人たちが見たい。
今は冬だ。寒空の下に猫がいるかどうか不安だが、猫スポットに行ってみよう。

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