iphoneで水切りが出来るらしい。 あぁ確かに。あの平べったさや重さ、曲線の滑らかさから考えて水切りに最適だ。でもiphoneを川に投げちゃうなんて凄いなぁ。
と思ったらそれはiphoneのゲームの話だったらしい。
iphoneで水切りゲームを遊ぶのも楽しそうだけどiphoneで水切りするのはもっと楽しそうだ。だって、凄く跳ねそうだもん。 思いついちゃったのでやってみた。
(text by 尾張 由晃)
・水切りとは何ぞや
と、水切りを一般常識のように書いてしまったが、皆さんご存知だったでしょうか。
水切りとは、水面に向かって小石などを回転させながら投げると水面で跳ねて楽しいよ。という遊びである。 実際にはこんな感じ(youtubeの動画です)
投げるのはもちろん石選びも重要で、平べったくて手に収まる くらいの大きさのものがいい。それを考えるとiphoneがぴったり当てはまり、凄く跳ねる気がしてくるのだ。
・なのでiphoneさんに登場いただきました。
今回の為にiphoneを用意した。とはいえ水切りのために数万円、そんなアラブの富豪のようなことは僕には出来ないのでこれはモック(模型)だ。
iphoneのモックを今まで見たことが無かったので見つかるか不安だったが、ネット検索ですぐに見つかった。その店の煽り文句が凄い。「iphoneモック、見栄張り用に」
iphone持ってると思われたくて模型を持ち歩く。触られるとバレる、ガラスの見栄。見栄っ張りなら本物を買うと思う。
更によく見るとメニューの表記が中国語。左上にはCHIN...の文字が。 これはあっちのチン…ではなく、おそらく中国、chinaの事だろう。
股市とは株価の事だろうか、計算機が汁算機に見えてしょう がない。重さ形状は同じなので水切り性能は変わらないだろうがこれをiphoneと呼ぶのは少しはばかられる。
なのでこれからこれをichina(アイチャイナ)と呼ぶことにする。タイトルではiphoneと書いたが実際はichina。
・川にごみを捨てちゃいけません。
投げるものは用意できたが、このままだったら投げっぱなし。不法投棄になってしまう。なのでヒモでくくりつけよう。
力ずくで穴を開ける。わざわざこのためにドリルを買った。ホームセンターで1500円。ichinaが送料込みで2000円。
ichinaに穴が開いた。それでも画面は起動している。「俺のiphone、穴が空いても起動するんだぜ!」見栄張り用にぴったりである。その際見栄を張る相手には注意したい。
穴にタコ糸を通してしっかり結ぶ。これで投げても回収できる。一投2000円の成金のような事をせずに済む。