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ちしきの金曜日
 
長崎・七高山巡り


正月に食べるカレー餅も好き。

長崎では「七高山巡り」といって、正月に近場の7つの山に登るという風習がある。風習と言っても、現在やってる人はそう多くなく、どちらかといえば江戸時時代によく行われてたという昔話に近い。が、登山愛好家の間では今も実際、正月によく行われているという。

それをやって来ました、と言う話。
7つも山を登るというと凄い話のようだが、そんなにすごくない。一番高い山でも426m。私でもできる。

…うん、イントロ部を書いただけでも不安になるくらい地味だ。いわゆるインターネットで人気の記事とは明らかにタイプが違うと自分でも思う。そのうえ話題がローカルすぎ。
というわけで編集部・安藤さんに
「ちょっと地味すぎてみんな興味ないですかね〜」
と相談してみたところ、
「粘土で山作ってみたらどうですか?」
と言われた。

あ、そうだ思い出した。
どうして記事に書こうと思ったかというと、
随所に見所があって、とても面白かったからだった。

T・斎藤



はじめは7つ全部登るつもりとか毛頭なかった。

昨年の正月、ふとした思いつきで近所の山に登ってみたところ、すごく気分が良く、一年の始まりとして良いスタートを切った気がした。なので、今年も山登りしようくらいのノリで始めたのだ。そんな始まりだったので、随所に不必要に家族が写り込んでしまってますが、ご容赦ください。

で、子供も一緒だから、7つも登るのはまぁ無理だろう、と。
それが、まずひとつ登ってみたら満足度が高かったので、翌日もまた登りに行った。するといつのまにか4ポイント稼いでいて、あと3つ登れば7つコンプリートだというではないか。となったら全部登らないわけにはいかない。…という感じで、3日かけて全部登ってきたというしだいだ。

さて、そんなに一体何がよかったかって、まず

・入場料とかかからないのがいい。

どこに遊びに行っても金を取られる昨今、一切無料。
しかも何時間滞在しても無料。
どれだけ距離を移動しても無料。
当たり前なんだけど、ふと山を登ってる最中にそのことが嬉しくなった。

それから、

・山で食べるおにぎりのうまさ。

これが本当にうまい。
食事が美味しいと感じるメカニズムは、食べ物自体が美味しいことももちろん大事だけど、それ以上に美味しいと感じる側のセンサーがちゃんと受け取れる状態にあるかどうかも重要ということに改めて気付かされる。

・お菓子を食べる(or 食べさせる)ことに罪悪感がない。

子連れだったこともあり、途中途中で頻繁に休憩してお菓子を食べたが、家でお菓子を食べてる時は食べ過ぎはよくないと、罪悪感を覚えるが、山だとそれ以上に身体を動かしているという認識があるせいか罪悪感が一切ない。ちゃんと栄養補給として意味のある行為に思える。結果、何度も楽しいおやつタイムができて嬉しい。


初めて役に立ったような気がした。

・GPSが活躍!

それと今回、GPSロガー()を持っていった。GPSロガーを買ったのはけっこう前だが、今まであんまり役に立ってなかった。が、たしかに山にはすごくよかった。登山愛好家の間で評判がいいアイテムというのも頷ける。

GPSロガーとは、位置情報を内部のメモリーに定期的に記録していき、家に帰ってからパソコン上でその軌跡を地図上で眺めて楽しんだり、記録時間とデジカメの撮影時間をマッチングさせていつどこで撮ったかがわかるようにするもの。

自分が通った軌跡が分かるのは、帰ってきてからの楽しみが増え、思い出に浸ることができ、また謎が解明するような面白さもある。次回の反省にもなる。

 

その他、山登りのいい点については、こちらの記事「そもそも、山登りはなにが楽しいのか?」にもっとちゃんと書いてあるのですが、今はまだ読まないでください。 (以降の記事がヘボく感じてしまいそうな良い写真が満載なので…)


こういうアイテムを使えるのも山の楽しみのひとつ。

七高山とは

「長崎七高山」とは、以下の7つ山を指す。

1) 金比羅山
2) 七面山
3) 烽火山
4) 秋葉山
5) 豊前坊(飯盛山)
6) 彦山
7) 愛宕山

これらを、1月2日から15日までの間に登る。


長崎七高山 (大きな地図で表示

最後の愛宕山は、代わりに「岩屋山」という山に登ってもいいとのこと。上の地図を左上にスクロールさせると出てくる。

この「代わりに登ってもいい」というのは一体どういうことなんだろう?と思って考えてみると
・岩屋山は標高475メートル。
・愛宕山は標高230メートル。
要するに、低すぎて物足りないという剛の者は高くて遠い方をチョイスしてもいい、ということみたいだ。もしくは、全部クリアした人が最後に余興で登るエクストラステージみたいなものか。

 

今回の大まかな流れ 

●1日目: 諏訪神社〜(1)金比羅山〜西山
(最後の「西山」ってのは山じゃなくて地名)

【見どころ】
日本で初めて天体観測をしたという記念碑が途中にある。
「我が国初の経緯度原点確定の地」もある。


散歩中の犬がいっぱいいた。

●2日目:(2)七面山〜(3)烽火山〜(4)秋葉山

【見どころ】
頂上に、江戸時代に外国船の侵入を知らせた烽火台の跡がある。秋葉大権現というところでは神の存在も感じた。


烽火山という山を登って、頂上に烽火台があったのが嬉しい。

●3日目: (5)飯盛山〜(6)英彦山〜(7)愛宕山

【見どころ】
ありえない石段など。


ありえないビジュアルの石段があった!


では、次ページより順繰りにどうぞ。


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