2日目:七面山
2日目は鳴滝(なるたき)という、シーボルトがかつて住んでいた辺りからスタートし、七面山〜烽火山〜秋葉山と3つの山を登った。
3つと言っても、それらは繋がっているので実際はひとつの山に登ったような感じ。1コ登れば3ポイントもらえるお得なコースである。
七面山というのは山ではなく、このお寺のことを言うらしい(帰ってから知った)。どおりで山を3つ登った感覚がなかったわけだ。
となると「七高山巡り」という名称も、わりあい数合わせ的なところがあることに気付く。ウインドウズが6は無いのに7だったり、ウルトラマンの次がセブンだったりするようなものだろうか。
お参りをしていった。
立派なお寺だ。 神社と違いお寺はどこからお参りしていいかわかりずらく、だいぶ戸惑った。
烽火山(ほうかさん)
続いて、3番目の山・烽火山へと向かう。 境内の横の方にある小道を歩いていくと、さきほどまでとは打って変わってこんなワイルドな山道となる。
この辺りは今回の七高山巡りで一番大変なエリアだった。
今回は家族で登ったので2歳の子供も一緒だったのだが、それはまるでピチピチと跳ね回る重さ12kgの魚を抱えて山を登るようなものだった。そういう状態でこの急斜面を登るのはちょっと危険だった。
「15メートル先にスズメバチの巣あり!」 これは警戒せねば!っと思ったが、「下」と書いてあるのでもう通り過ぎた後だったことが判明。
秋葉山
降りて、今度は秋葉山を目指す。
こんな感じの、雰囲気のいい山道を歩いていたら、娘が突然 「うんこしたい!」 と言い出した。それも「野糞も辞さない」くらいの急を要する事態だという。ピンチ! が、 「あとちょっとだと思うから我慢しよう!」 と言って先を急ぐ。
というわけでまるで神様が手を差し伸べてくれたかのように無事用を足すことができた。
「みんなでトイレのお礼を言おう!」 とお賽銭をして手を合わせたら、 神様がにんまり笑ったように見えた。
神の存在を感じた瞬間だった。
下り
さきほどの秋葉大権現のところで4つめのポイント「秋葉山」を制したことになったらしい。(私が間違って理解してなければ)
というわけで後はひたすら下りていく。 先ほどのプチ奇跡的体験と、ぽかぽかと暖かい日差しにより、その後しばらくの間いい気分で歩いた。
この先はずっと石段が続いていて、迷うようなところも特になかった。
2日目は以上です。 次、3日目へ。