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はっけんの水曜日
 
ドイツ村の木登りヤギ

ヤギに見下ろされる快感

よくわからないのだけど、あの平坦な表情で見下ろされるとキュンとする。ただでさえ間抜けな顔をしたヤギがさらに間抜けに見えるアングル。写真を撮るのも簡単で、真っ青な青空をバックにそびえる普通のヤギがいとおしくてたまらなくなってくる。



こっちむいてー
この間抜けヅラですよ(ヤギもこちらをそう思ってるのかもしれない)

私も一緒に橋を渡ってみたくなったが、たぶん飼育員さんに怒られるのでやめておいた。
もっと橋を歩かせてひづめの音を聞きたい。橋の両端を行ったり来たりしてひたすらヤギを呼んだ。

羊は登りません。

呼ぶと走ってきたりします。
私もここを走る勇気がほしい。
ピグミーゴートはおとなしいのでペットとしても人気があるそうです。

 

ヤギの思い出

昔、家の近所の幼稚園でヤギを飼っており、よく理事長先生が住宅街を散歩させていた。 犬のようにリードをつけて散歩させている姿をみると、家畜というイメージしかなかったヤギがものすごくかわいくみえた。
ずいぶん前にいなくなってしまったので長らくヤギの事は忘れていたが、ここでまた家畜の枠から一歩抜けた存在のヤギの魅力にとりつかれてしまった。

 

渋滞することもある

気づくと2時間くらいヤギと遊んでいた。ずっと観察していると、橋が渋滞するシーンも見ることができた。


広い板はUターンを楽にできるポイントらしい。

二頭のヤギがぶつかっていた。「ちょっとあっち行ってよ」「私はそっちいきたいのよ」

声をかけると喧嘩をやめた。すでに膝(?)の折れ具合だけでも興奮できる。ヤギ鑑賞モードにどっぷり入ってしまっていた。この生き物なんかずるい。

「なになに?」「なになに?」

 

日が暮れるとせつない

すっかり人もいなくなってしまったが、一頭のヤギがぽつんと橋にとどまっていた。薄暗くなり寒さも増すなか。どことなくさびしい絵だった。
それにしても、切なさがはんぱない。なんだろうこの胸のくるしさは。


人のいなくなった周囲を見渡してる。
いったい何を思っているのか。

これで終わっていいのか

ヤギかわいい。でもそれでいいのか。この狂おしいほどの、ヤギをかわいいと思う気持ちをどうにかして形にできないものだろうか。


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