公園内の売店「パークス」めぐり

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ひらめきの月曜日

江戸川区・葛西臨海公園パークス

江戸川区の葛西臨海公園。大きな観覧車とマグロが回遊する水族園で有名な公園だ。なんせここのパークスはロケーションがいい。

江戸川区民の憩いの公園

5分歩くと海に着く

ここは公園の一角がビーチになっている。昨年末の対談で安藤さんと訪れたあの海だ。あのときはつい「地獄みたいな場所」などと悪く書いてしまったが、じっさいには天国みたいに美しい海である。

そこにも1軒の売店、すなわちパークスがある。ここはこれまでのものと比べるとおしゃれ感が突出。そして一気にバケーション寄りだ。

スピーカーからは流行歌が流れる

遊び道具もビーチならでは

豊富なメニュー

アルコール類も各種揃える

日本酒を「SAKE」と表記するあたりもそうだし、メニュー自体もどことなくお洒落な感じがする。「ジャンバラヤ」とかちょっと唐突な感じもするが、やはり海なのでここはチャーハンよりジャンバラヤなんだろうと思う。

スピーカーから流れてくる流行歌を聞きながら、オーシャンビューの白いテーブルでホットチョコレートを飲む。今年いちばんのお洒落なひとときだった。

優雅だ

武蔵野市・井の頭公園パークス

次にやってきたのは井の頭公園だ。吉祥寺駅から歩くと公園の入り口に早速数軒のパークスがある。

スワンボートが人気の井の頭公園

そのうちの1軒である明水亭は目の前に井の頭池を望む茶屋。店内は年季が入っていて、井の頭公園の若々しい雰囲気とは対照的だ。

公園入り口の明水亭

酒類がかなり豊富

昭和な店内

呑まずにはいられない。そんな雰囲気

この時が止まった感じは前述の豊島屋に似たものがある。
さっきまで海辺でお洒落なくつろぎを楽しんでいたのに、また昭和に戻ってきた。

それにしても天気がいい

サービス精神旺盛なパークススワン
明水亭を出てボート乗り場方面へ向かう。ボート乗り場の入り口には井の頭パークスの本丸「パークススワン」があった。

パークススワン

焼き団子が大人気

お酒は熱燗にしてもらえるなど、手厚いサービス

甘酒を温める鍋

名物は店頭で香ばしい匂いを放つ焼き団子。まさに飛ぶように売れていた。団子と相性が良さそうな甘酒は、ビンをお燗して暖めてくれる。レンジでチンするよりなんとなく嬉しい配慮だ。

「おかえりなさい、串」

また別の売店ではソフトクリームの味が34種類もあったりと、井の頭公園の多彩ぶりは他のパークスを圧倒するものがある。
まさにキング・オブ・パークス。

「中華杏仁」「バラ」など品揃えがただ事じゃない

八丁味噌ソフト。いわゆる「甘じょっぱい」味

夕陽がきれいな丘の上のパークスでお別れです

小高い丘の上のパークス

最後にやってきたのは足立区・舎人公園のパークス舎人。ここは小高い丘の上に立っていて、眺望のいいパークスとして知られる。特に舎人ライナーの向こうに落ちる夕日の美しさは秀逸だ。

売店は残念ながら営業時間外

しかし、この夕景が見られて満足

海ほたるPAの展望デッキから眺める夕日はさぞ美しいと聞くが、それにもきっと負けてないだろう。

ちなみに福袋の中身はやっぱりいらないものだった

休日の井の頭公園はディズニーランドと見紛うほどの人手であった。これだけレジャーが多様化している現代においても、天気の良い日の公園というのはやはり最高の行楽なんだなと改めて認識させられる。

旅行・レジャー業界は「安近短」がトレンドといわれて久しいが、パークスはその時流に合っている。高速道路を無料化するよりパークスの充実化を図ってほしいと願う次第だ。


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