宇都宮で『栃木のかんぴょう祭り』が行われるらしい。お、かんぴょうは大好き。でも、そんな話を聞いた誰もが感じるのは、不安じゃないだろうか。
大丈夫か、かんぴょうで大丈夫か?主役となるにはイノシン酸やグルタミン酸などのうまみ成分が足りないのではないだろうか。
そんな心の服部先生が食育を叫びはじめた後に追加情報。
かんぴょう祭りでは、かんぴょうボーリングを行うらしい。やばい、それもうかんぴょう投げちゃってんじゃないか!?
(大北 栄人)
かんぴょうを愛する宇都宮
この不安がどこから来るのかといえば、かんぴょうが地味というか地味超えて「無味」に近いからではないだろうか。
味がないのだ。これは不安だ。例えば「刺身のツマ祭り」があったらそれも不安だ。「オブラート祭り」。さあ、どうだ。不安だ。「苦いくすり、飲むぞ〜っ」と意気込んでる若い衆とかいたらどうしよう。
しかしそんな心配は宇都宮に着いてから和らいだ。メインストリートにかんぴょうを売る店をもう3店も見た。
地力。地力すげえ。ここの人達相当の好き者だぞ。
かんぴょうが人を呼ぶ街、宇都宮
かんぴょう祭りは宇都宮市街の中心部で行われていた。開始二十分前のがらんとした現場を見てやっぱり大丈夫か?と思ったが、開始と同時に大勢の人。めちゃくちゃ大丈夫だった。
栃木の人のかんぴょう愛をなめていた。
ブースにはどこも人が並んでいる
このかんぴょう祭りの恐ろしいところは全部無料ということ。かんぴょう試食コーナーからつかみどりコーナーから、すべてのブースに人が並んでいた。
かんぴょうボーリングとは
ついに姿を現したかんぴょうボーリング。かんぴょうはひょうたんのようなもの。そんな認識でいたが実際のふくべと呼ばれるそれはボーリングの球どころではないでかさだった。
かんぴょうボーリングのボールはもちろんかんぴょうだ!景品のピンに当たればそのままもらえるルール。
かんぴょうは夕顔
かんぴょうはユウガオというウリ科の野菜で、冬瓜やスイカの仲間ということだが、なるほどでかい。
しかしそんなこと言ってる場合でもない。へ〜、あれがひも状になるんだね〜、と思ってるそれが今ゴロンゴロンに転がされているのだ!
ディズニーランドか
ここを最後のお楽しみにとっておいて、まず会場を一巡し…と考えていたがこの光景を見て気が変わった。会場を斜めに横切る、かんぴょうボーリングの列!早く並ばないとミッキー(かんぴょう)に会えない!