その湾には小さな島が5つあって、どの島にも橋がかかっているので歩いて渡ることができる。
自転車で4時間も走ればすべての島を巡ることができる。
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沖縄や瀬戸内海の話ではない。 東京湾だ。しかもほぼ大田区の話である。
(林 雄司)
島と言われると急に行きたくなる埋め立て地
東京湾に埋め立て地はたくさんあるが、大田区に属している南のほうの人工島は「〜島」と名付けられている。
島から島へと飛行機で渡ることをアイランドホッピングと呼ぶそうだ。都内のアイランドホッピングに自転車で出発します。
昭和島
まずは比較的沖合にある昭和島。昭和にできたから昭和島である。そんな迷いのないネーミングも人工島ならではだと思う。避難橋という緊張感のある名前の橋を渡って上陸。
禁止ブーム
上陸した先は野球場がある公園。昭和島はほぼ鉄工団地なのだがここはそんな雰囲気も感じさせない公園だった。ただ、いろいろ禁止されていた。犬の散歩も自転車もサッカーも花火も禁止。
これだけ多いとついもっと禁止を探したくなる。コレクター欲を刺激する禁止の多さであった。
モノレールの駅がショッキングな小ささ
昭和島にはモノレールの駅がある。コネタ城でそのホームの小ささがとりあげられたほどのローカルな駅だ(昭和島駅のホームが細い)。
駅が驚くほどシンプルだった。離島とローカルな駅。まるで旅情あふれる場所のようだけどそう感じないのは隣の車道をでかいトラックがばんばん飛ばしてるからかもしれない。