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はっけんの水曜日
 
3D動画を撮ってみた

3Dコーラメントス

先程の動画は、おそらくだが被写体が近くにありすぎて左右の視差が大きすぎたために失敗してしまった。

なので今度は外に出てみた。


左右の目の幅とレンズの幅が違うのも、3Dに見えなかった原因かもしれない


動画をアップロードするのがYouTubeなので、それっぽい3D動画を撮ろうと思って、今度はコーラとメントスを用意した。コーラにメントスを入れると、泡がすごいことになるというアレである。

ひとりで自分撮りをしなければならないので、三脚を準備した。



三脚の準備をしようとしたが

ネジが干渉して付けられない


こういう使い方は想定してないのだろうか、ネジが干渉して付けられなかった。

どうしたものかと思ったが、三脚を使わないわけにはいかなかったので、試行錯誤の末テープでぐるぐる巻きにすることにした。人から借りたカメラなのに、このような目にあわせてよいのだろうか。



試行錯誤の過程

ぐるぐる巻きにすることでなんとかした


今度はレンズの向きを左右で平行に並べた。顔が普通に前を向いているような状態だ。

カメラをできるだけ同じタイミングでスタートさせる(編集するときに完全に合わせるけども)。


今度は3Dっぽく撮れるでしょうか


またしても地味な動画に(クリックしてリンク先で見てください)


今度はうまくいったのではないか。完璧とは言い辛いが、背景のアパートなんかは遠くに見える。背景が立体的に見えてどうするという気もするが。

これは3Dなんだ!と思いこみながら3回くらい見なおすと、3Dに見える。ペラペラのぼくとコーラが立体的に。3D時代の幕開けである(僕の中で)。

 

マトリックスのアレ+3D

こうして、遠近感のある動画は撮ることができた(と言うことにしておいて欲しい)。が、もうすこし欲を出せばぺらぺらの紙が立っているだけような遠近感ではなく、"立体的なモノ"感が欲しい。

と、そこで映画マトリックスの弾避けシーンであったようなパレットタイム(たくさんのアングルの違うカメラで、中心のものを同時にに撮影するアレ)を思い出した。

あれはすごく立体的に見えた。立体視でやったらどうなるだろうか。と言うわけでやってみた。被写体は公園のぞうさん。


ぞうさんの周りをぐるぐるとまわる

1周80枚くらいのコマ撮り。もっと細かく動けばよかった



映画ではたくさんのカメラで同時に撮っていたが、僕のカメラは1セットしかないので、一枚撮ってはアングルを変え、また一枚撮ってはアングルを変え、…というのをずっと繰り返して言った。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、よく考えたらこれは動画じゃなくて、コマ撮りの静止画である。どうか大目に見てもらいたい。


2時間くらいかけて、ぞうさんのまわりを3周分撮影し終えた


このあと地獄のような編集作業をする。画像の傾きと位置をだいたいあわせてループ再生させるのだが、それだけで一晩かかった。


再び数時間このぞうさんを見ることに

しかしこの作業が何故か楽しいのであった



完成した動画がこちら。


そこそこなものができあがった(クリックしてリンク先で見てください)

おいでませ3D

カメラを2台使った3D動画はそこそこ成功ということになった。3D時代は始まったばかりである。今後YouTubeに投稿される3D動画も増えるだろう。というか増えて欲しい。

最後になりますが、YouTubeに左右に分割した動画をアップロードして、タグに「yt3d:enable=true」と入力すると3D動画になります。ぜひ挑戦してみてください。

3D鍋

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