ソーセージで世界を横断
ぶたの血のソーセージはフランス料理である。このひと皿だけで独・仏・中が揃っている。中華の店にあるソーセージやフレンチの店にあるソーセージがここで食べられるのだ。ソーセージ万博か。
さて肝心の味だが、ウマイ。
血のソーセージは濃厚なぶ厚い味だけど優しい。えぐかったりツンとしたところがない。いつも寝てるふとんみたいに気持ちいい。例えたつもりがより分かりにくくしている気がする。
下にひかれたマッシュポテトがまたぴったりあう。胸毛の主人を支える色白の妻。イメージのつもりがわりとそのままの表現になってどきどきしてます。
絹ごしソーセージははんぺんのような食感(もちろん肉ですよ)。続いてオーダーした鶏レバーのソーセージは冷製。
メニューに書いてあるとおりフォアグラのようで、添えられたフルーツチャツネと食べるとまたうまい。なんて書きながら実はフォアグラは3回、チャツネもインドカレー屋さんで2回食べただけなのだが、合計5回でもうまさはわかる。うまい。そして今でも味がよみがえる。
甘い、うま味、濃厚、クリーミー、羊腸の食感。いつまでも食べていたい。 |