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ひらめきの月曜日
 
「きのこの山」をリメイクする


 

明治製菓のチョコ菓子、「きのこの山」。1975年から販売されているというから、もうかなりのロングセラーだ。

お菓子の新商品が発売されても半年後くらいには見かけなくなっていることも多い昨今、とても長い間愛されている商品だと思う。筆者は1973年生まれなのでほぼ同い年。確かに子供の頃にもよく食べた。

山形のチョコレートにクラッカーが刺さっているという形状の「きのこの山」。その構成ゆえ、食べ方にちょっとした変化をつけて食べた覚えがある。

妻に話したら「そういえば私もやったやった!」とのこと。まずはその話から始めます。

小野法師丸



大人版になってよみがえるあの頃の食べ方

食べてると楽しい気持ちになってくるお菓子、「きのこの山」。「チョコ+スナック」という構成のお菓子は他にもよく見かけるが、やはりきのこの形になっているのが楽しさにつながっているのだろうと思う。


そのかわいさを見習いたい

もちろん味というベーシックな部分の実力も手堅い。そうでないとロングセラーにはならないだろう。

そのままポイポイと口に入れて普通に食べてもおいしい。だが、何個か食べているうちにちょっとした変化をつけてみたくなるのが子供の気持ちというもの。

分割法とも言えるその食べ方。1個を全て口に入れるのではなく、まずは傘の部分を軽く噛むのだ。


こういうことがなんか楽しかったあの頃

するとチョコの部分がパキッと割れて、クラッカー部分と分離する。そして意味なく別々に食べる。何がどう面白いのか説明しがたいが、これがなんだか楽しかったわけだ。

1箱食べ終わるまでの間に、いくつかをこうして変化をつけながら食べる。今回はこの分割式の食べ方にスポットを当てたい。


大人なのでちゃんと道具を使います

数えてみたところ、1箱には32個のきのこの山が入っていた。あの頃のようにいくつかだけ分割して食べるのではなく、今回は全て分割してみよう。

さすがにまとまった量を噛みつき法でやるのはちょっと抵抗がある。ナイフを使ってみたところ、うまくいくではないか。

やっていくうちに感じたのは、個数をこなす内にどんどんうまくなっていくこと。20個目くらいからはパキッ、カパッと実にスムーズ。その瞬間、「きのこの山をチョコとクラッカーに分ける」というスキルでは、日本一になっていたかもしれない。


事業仕分け完了

全て傘と軸に分けて改めて見ると、なんだか別の食べ物に変わったようでもある。もうそこにきのこ感はない。

そしてこれにちょっと手を加え、もう一度パッケージに入れ直してみよう。こういうことになる。



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