「待ち合わせ」。複数の人間が前もって場所と時間を決め、そこで落ち合うこと。
待ち合わせる相手は友人、恋人、仕事の取引先など様々だが、落ち合った後はプライベートなら映画館や居酒屋などに入るだろうし、仕事の場合でも喫茶店などで打ち合わせをするかもしれない。
つまり待ち合わせをする人は、直後に何らかの消費行動をとる傾向にあるのだ。そんな待ち合わせのデータを集めることは、マーケティングの材料として有効なんじゃないだろうか。
(榎並 紀行)
調査データは電通に売るくらいの意気込みです
今回の調査項目と調査方法は以下の通りだ。
【調査項目】 ・同一待ち合わせ場所における「待ち合わせ人数」の時間帯別差異 ・相手を5分以上待たせてしまう人の「性別・世代別」分類 ・待ち合わせの目的
【調査方法】 ・調査時間は14時〜20時 ・14時、15時などキリのいい時間に待ち合わせをする人が対象 ・各時間の5分前後を張り込んで調査 ・調査員(ぼくです)の目視によるカウント ・待ち合わせだか休憩だか分からない場合も一応カウント ・調査の正確性、信頼性は調査員の処理能力に大きく委ねられる ・「待ち合わせの目的」の調査は調査員の主観による判断とする
ようするに「何時に待ち合わせをする人が一番多いのか?」「相手を待たせるのは男女どちらのほうが多いのか」といったことを調べるわけですよ。
ウダウダいわずに調査いきます
今回、調査場所に選んだのは東京渋谷のモヤイ像前。ハチ公に次ぐ渋谷の待ち合わせスポットとして有名である。
まずは14時の待ち合わせ調査から開始。14時といえば、ランチには少し遅い時間。食事は各々で済ませてから集まろうという寸法だろう。朝はゆっくり寝ていたい。そんな社会人同士が集まるには最適な待ち合わせ時間かもしれない。
次ページからも、こんな感じで調査していきます。