自分ニュース
次に参加したのは、「自分だけのニュースをレポートしよう」のワークショップ。ブルーバックで背景の映像を合成して、ニュースをお届けする、というアレである。
穴埋めになったニュース原稿は、こどもにとっては書きやすくてよさそうだ。しかし、我々コンテンツ制作を仕事とする大人にとっては、この状況、完全に大喜利である。「四角の中に言葉を入れて、おもしろくしなさい」。
聴衆は大勢のこどもたち。放送席に座った途端、まっすぐな瞳で見つめてくるに違いない。すごいプレッシャー。
先に宮城さんの原稿ができあがり、放送席へ。
背景には、スペースコロニーの動画を選んだようだ。
このあと、宮城さんが宇宙に浮かびます。
セットが子供向けなので、宇宙空間から完全にはみ出る宮城さん。この時点でこどもたち大ウケ。一瞬にして場の空気を掴んだ。
僕はといえば、なんかこの動画見たことあるなー、と思っていたんだけど、よく考えたら今年の年始特集のSFだった。
そしてニュース本番の様子は動画でどうぞ。
宇宙をものすごく満喫していた!
後半に向けてたたみかけるように元気になっていく宮城レポーター。会場でもかなり笑い声が起こっていたものの、何より僕が笑いをこらえきれなかった。
続いて僕の番。この後に読むのはかなりのプレッシャー…。
こどもにも大人にもそれなりにウケていたとは思うのだが、どうにも宮城さんの作品が純真すぎるせいで、「映像をなにかに見立てるなんて、汚い手を使ってしまった…」と意味のない罪悪感にさいなまれた。