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ロマンの木曜日
 
ホッピーに合う焼酎はどれだ


焼酎以外にも試しました

ホッピーをご存じか。
ビールテイストの清涼飲料水で、一般的には焼酎を割って飲む。
東京では庶民的な飲み物として割とメジャーな存在なのだが、全国区で見るとあまりなじみがないという地域も多いようだ。
ご存じない方のために簡単に説明するが、要するにビール味の酎ハイである。
以前はビールよりも安い代用品的な飲み物だったが、最近では健康的(ビールに比べて)だという理由で飲んでいる人もいるようだ。
 
ホッピーを注文すると、焼酎が入ったジョッキとビン入りのホッピーが運ばれる。
これを自分で割って飲むというのがホッピーの飲み方だ。

工藤 考浩



濃いビール

僕もホッピーが好きで、置いている店に入ると決まって注文する。
僕の場合、ホッピーを好きな理由は、自分で濃さが調整できる点にある。
ジョッキに入った焼酎に、ホッピーをどれくらい入れるか加減がきくのだ。
僕はだいたい、ホッピー1瓶で焼酎を3杯飲む(焼酎だけをおかわりできる)。
そうすると、ビールを飲むより早く(つまり効率よく)酔える。
ホッピーのそんなところが僕は好きなのだ。


これ自体はアルコール分約0.8%

このところ、東京の下町の、労働者のおじさん達が行く飲み屋で飲むのがオシャレみたいな風潮がある。
立ち飲みがかっこいい、みたいな。
酒はゆっくり座って飲むのがうまいに決まってると僕は思うのだが、そういうのに憧れる気持ちもよくわかる。
そういうブームの、ある意味象徴的な役割を担っているのがホッピーである。


つまみはカツオとモツ炒めにしました

ホッピーに合う焼酎探し

そういう東京の下町の飲み屋では、キンミヤという焼酎が多く使われていて、ホッピーに合うのはキンミヤだ、ということに、その手のことを特集した雑誌なんかでは、なっている。
「やっぱりホッピーにはキンミヤだよね」というと、ちょっと通っぽいというわけだ。ははぁん。
僕も「やっぱりキンミヤだよね」と通ぶってみたいので、本当にそうなのか試してみた。


正確には亀甲宮焼酎という商品名

ホッピーの正しい飲み方として、冷やしたジョッキに冷やした焼酎を入れ、そこに冷やしたホッピーを注ぐという作法がホッピーのメーカーサイトに書かれていた。
冷やした焼酎に冷やしたホッピーは用意したが、冷やしたジョッキではなく普通のグラスを使う。
ジョッキだと量が多く、飲み比べる前に酔っぱらってしまうおそれがあるのと、冷やしておくほどのジョッキを揃えるのがいやだったからだ。


目印に線をつけた

試飲開始

冷蔵庫で冷やしておいたキンミヤをグラスに注ぎ、その上からジョジョジョと泡が立つようにホッピーを注ぎ、マドラーがわりの箸でかき混ぜた。


うまそうだ

やはりホッピーはうまい。
僕の場合、焼酎を多めに入れるので、焼酎の違いによる味の差がわかりやすいとおもうのだが、キンミヤだからおいしいのか、ホッピーがおいしいのか、この時点ではよくわからない。
でも、うまいのは間違いない。


あーうまいっすね

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