目黒不動尊のオオカミ
目黒の目黒不動尊の中にある前不動堂でもオオカミの狛犬を見ることができる。先の世田谷といい今回の目黒といい服を着たチワワが多そうな場所で、狛犬とはいえオオカミを見れることはどこか不思議な感じがする。
こちらも薄っすらだけれど、あばらが浮いている。この辺が犬とは違う感じがしてやっぱりカッコいい。今までアバラに魅力を感じたことはなかったけれど、アバラは魅力のひとつに成り得るのだと驚いた。
オオカミと犬との違いはやっぱりアバラだ。渋谷のハチ公はアバラが浮いていなかった。このワイルドな感じが僕の心を掴んで離さない。アバラこそがオオカミのすべてなのだ。アバラさえ浮いていればオオカミなのだ!
渋谷のオオカミ
若者の街渋谷にある宮益御嶽神社でもオオカミの狛犬を見ることができる。ここは渋谷と言う場所柄や渋谷駅から近いこともあって鳥居の前を多くの若いカップルが行き来していた。女性はある意味オオカミを連れているわけだ。
鳥居をくぐり階段をのぼると目的のオオカミの狛犬が見えてくる。こちらの狛犬はブロンズ製と言うこともあってオオカミの荒々しさがなくどこか「犬」に近い印象を受ける。
実は現実のオオカミに一番近い気がするのだけれど、こちらのオオカミはアバラが浮いていない。僕の中で「アバラ=オオカミ」が成り立っているためか少し物足りなく思う。しかし、賢そうな顔立ちはまさしくオオカミである。
オオカミ信仰の発祥の地に行きたい
オオカミ信仰が始まったのは先に行った世田谷の三峰神社だ。厳密には世田谷の三峰神社は分祀(ある場所に祀られている神を別の場所でも祀ること)なのでやはりオオカミにとり付かれている僕としては本家の三峰神社のオオカミを見てみたくなるわけだ。
僕の中では三峰神社以外のオオカミはアムラーで、三峰神社のオオカミは「安室奈美恵」本人だ。やっぱり本人に会いたいわけだ。ということで、本家の三峰神社に行くことにした。