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ひらめきの月曜日
 
これからの弁当男子は弁当箱から手作りだ!


こんな弁当箱作ります。

私は毎日自分と妻の弁当作っています。昨年は自分の弁当を作る男性を「弁当男子」なんて呼ぶようになり、随分話題になりました。こちらとしてはもう11年以上作り続けているのに、今更そう言われてもどうしたものかと最初は途惑ったものです。

そんな弁当男子バブルも過ぎ、弁当を作る男性というのがわりと珍しくなくなった今。弁当男子は更なる飛躍の時が来ました。

これからの弁当男子は料理をして弁当を作るだけではなく、弁当箱から自分で作るのです!

馬場 吉成



佐賀県までやってきました

更なる飛躍とか大きな事を書きましたが、要するに今回は木製食器の製作体験。職人の方に指導していただき、弁当箱や箸などを作ろうというものです。


「佐賀のがばいばあちゃん」の撮影地だそうで、駅を降りると至る所に「がばい」の文字。観光案内所の名前も「がばい」でした。

指導していただける職人の方を探したところ、佐賀県武雄市で間伐材を使った木製食器作りをしている方紹介してもらえました。福岡空港からおよそ2時間。武雄温泉駅に向かいます。武雄温泉駅から更に車で15分ほど山に入ったところに工房はあります。


里山を背に佇む工房。木を削った香りが外まで漂う。

今回指導していただくのは、様々な木製の器を作る職人の山上さん。元は電気関係の仕事をしていた方で、会社を辞めた後に数年間工房で修行を積んで、独立後にこの工房を開いたそうです。


見ていると、いとも簡単に形が出来上がっていく。無謀承知でこれに挑みます。

工房内は至ってシンプルで、大きな電動ノコギリとロクロとストーブ。棚には木材や製作中の器が並び、工房の一角の仕切られた空間に完成した作品が展示されていました。ちなみに、上の写真にある電動ロクロは山上さんの手作り。削る工具も全部自作だそうです。流石職人。

薄く滑らかに仕上げられた木の器の数々。温かみを感じます。
風呂釜を改造して造ったストーブ。これも山上さんの自作だそうです。

仕上げ前の作品。このままでも使えるが、更に薄く加工して蜜蝋などを塗って仕上げるそうです。
積み重ねられた材料。材料には裏の里山から切り出される間伐材が使われています。

では、早速木を削って弁当箱など作っていきたいと思います。しかしその前に・・・

 

今回弁当箱は完成していません

最初にお伝えしておきます。今回の弁当箱作りでは弁当箱は完成していません。実は弁当箱の完成までには最低でも3ヶ月以上かかります。

木は乾燥してくると変形するため、荒く削って形を作った後に、長期間乾燥させてから薄く仕上げ加工を行います。仕上げ加工後に更に蜜蝋などで表面仕上げをして完成です。


乾燥中にこのぐらい変形することもある。木は生き物。

荒削りの状態でも器としては使えます。それはそれで趣があっていいのですが、やはり手触り、大きさや重さなどの使い勝手は完成品の方が各段に上になる。


そもそも、素人が突然やってきて職人と同じ物を作ろうというのが間違っているとも言える。

いずれにしろ、荒削りだけでも簡単にできるものではありません。素人が職人の仕事を真似したところで結果はおのずと見えています。それでも1日半ほど木と格闘してなんとか形にはなりました。出来上がった結果については後ほど。


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