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土曜ワイド工場
 
売り物じゃないカメラを4万人で眺める


みんなこういうのを眺めにやってくるわけだ。

年に何度かカメラをはじめとした映像機器メーカーが集まって展示会を行うことがある。

こういう展示会っていかにもビジネスっぽい人たちが集まるイメージがあって近寄りがたくないだろうか。僕はそう思っていた。

でも実際に行ってみたらすごい楽しかったので報告します。

安藤昌教



普通に入れます

今回行ってみたのは横浜で開催されていたイベントCP+(シーピープラス)。カメラと映像機器に関する一般展示会だ。

写真関係のメーカーが新作を発表したりするこの会場に、そこそこ写真が好きな一般人(筆者)が潜入する。


事前にwebで登録しておけば無料で入れます(週末は会場でも登録ができました。つまり誰でも無料)。

入り口で「おまえ業界人じゃないだろう」って断られるんじゃないかとビクビクしながら会場入りしたのだが、それは全くの杞憂だった。このイベント、なんと会期中に4万人もの人が訪れるのだという。僕らが一人二人紛れ込んだって誰にも気にされない。

今回はこういう展示会で何が行われているのか、そして素人がいきなり参加して楽しむためのポイントをいくつかご紹介します。


ものすごい広い場所にものすごいたくさんの人がいる。

楽しいポイント1:いろんなカメラを触れる

会場ではたぶんこれが本来の目的でもあるわけだけれど、普通触れないような高価なカメラや開発中のカメラなんかに触ることができる。いろんなメーカーのブースに実機が展示してあって自由に触っていいのだ。

これはカメラ好き、新しいもの好きにとっては文句なしに楽しい。


素人でもわかるくらいすごいカメラに普通に触れます。
嬉々としてカメラ触ってるところをいつのまにか写真に撮られて大型モニタに写し出されていました。

開発中のカメラは発泡スチロールで展示されていたりする(重さは本物に合わせてあります)。
それを眺めたり写真撮ったりもできる。「軽ーい」とか言われて大人気だった(スチロールだけど)。

箱ばかり並べているブースも。たぶんどれかが新作なのだろう。
カラフルなフィルターを付けるとカメラがかわいくなりますよ、という新製品。これは欲しかった。

とにかく会場内では各メーカーが新作を惜しみなく発表しているので、見て回る方はスカウトマンみたいな目で歩いていればいい。よくわかんなくてもたぶん新製品に関してはここにいる人みんなわかってないはずだから大丈夫だ。


会場はとにかくカメラで溢れています。

楽しいポイント2:みんなカメラ持ってる

来場者はさすがみんなカメラ好きなので、一人一台以上カメラをぶら下げている。それを眺めるのも楽しい。僕はコンパクトカメラ一台で来ているので逆に目立っていたくらいだ。

若い女性が多いのも意外だった。おしゃれなカップルなんかも来ているのは場所柄だろうか(会場は横浜です)。カメラ好きの市民権は完全に開放されたんだな、と思った。


でかいカメラをきれいな女性がじっと眺めていたりする。
来る人来る人みんなカメラ持ってる。

おしゃれなにいちゃんもでかいカメラ。
カメラでカメラを撮る。

楽しいポイント3:そこらじゅうで撮影会してる

各メーカーのブースにはコンパニオンさんがいるのだが、手が空くと即撮影会が始まる。これもまた見ていて楽しい(もちろん参加しても楽しいと思います)。

会場側もそれを分っていて、イベントの合間には司会の人が「それではしばしシューティングタイムをお楽しみ下さい!」って言っていた。


シューティングターイム。

みんな自慢のカメラを持ってきているのでシャッターを切るのが楽しくてしようがない様子だ。その気持ち、わかる。


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