駅売店限定タイプも登場

　続いての田町駅では「あそこにある『さくさくパンダ』が限定品でおすすめですよ」とのこと。貼ってあるポップを見ると「キオスク・ND(系列のコンビニ風売店)限定」とある。

　「限定」の箔が付くと、確かに気になるもの。その正体は、チョコレートとクッキーが合体したお菓子。パンダの形がよくできていてかわいく、食べていて楽しい。

　品川駅ではおすすめを聞くと、「どういうお菓子がいいの？甘い物とか、ちょっとおなかが空いたときとか…」と、こちらのニーズを詳細に確認してきてくれた。「そうですねー、ちょっと口がさみしいときって感じで」と言うと、売れ筋のガムコーナーを指す店員さん。

　指さす中から、ロッテのフィッツをチョイス。コマーシャルが気になりつつも、これまで食べたことのなかったガムだ。パッケージに英語で書いてある通り、味が長持ちするガムだな、と発見。

(キオスクなしのため通過)

(キオスクお休み)

　目黒駅は浜松町に続く男性店員の店。おすすめを聞くと、ちょっと迷って「おからだから」を教えてくれた。

　同じく男性店員だった浜松町と同じチョイス。発売されたばかりの新製品とのことでのおすすめだったが、おなかにたまりそうなこのクッキーは男性にとって魅力があるのかもしれない。先ほどはプレーンを買ったので、こちらではチョコチップの方を選択。

　恵比寿では「前の方に並んでるのがおすすめですよ」と、ゾーンでリコメンド。目に付きやすい位置に陳列されているものがおすすめというのはわかりやすい話だ。

　ゾーンの中から、「きのこの山 アーモンドキャラメリゼ」なるものをチョイス。期せずしておしゃれ風情漂う恵比寿的な選択になった。

　見慣れた普通タイプの「きのこの山」とは違った色合いのタイプ。よく知らない外国の高級キノコといったたたずまい。味の方も普通タイプと違って、これがおしゃれというものか、と感心したような卑屈になったような気持ちになった。

　渋谷駅では「今の季節だったらこれですよ」と桜抹茶バージョンなるキットカットをすすめてくれた。東京駅のバナナタイプに続き、二度目の登場となるキットカット。

　見た目は緑色。その色は「桜抹茶」のうち抹茶の部分なのであろう。食べてみる……これは、抹茶よりも桜の味の方が前に出てきている。

　見た目ではよくわからなかった桜要素が食べると効いてきた。どこかで食べた味だ、と考えてみて、ひらめいたのは桜餅。チョコウエハースでありながら、味は桜餅。不思議ながらも季節に合ってる感じはする。

(キオスクなしのため通過)

(キオスクなしのため通過)

　新宿駅では「この辺ですね」とゾーンでおすすめ。リコメンドゾーンの中で気になったのはマネケンのいちごのワッフルだ。

　ずいぶん前にブームになったときはよく食べたマネケンのワッフル。久しく食べていなかったが、こうして駅の売店に置かれているということは、ブームの後も着実な需要があって、定番品となったということなのだろう。

　個人的には久しぶりのワッフル。いちごの風味とともに、あの充実度の高い味がよみがえる。

　新大久保駅では「おばちゃん年だから、わからないわよ〜」と言いつつも、「これなんかどうかしら？」とマカダミアナッツチョコのカラメリゼタイプをおすすめしてくれた。

　恵比寿の「きのこの山」に続いて再びのキャラメリゼ。メーカーが違うこともあってか表記が微妙に違うが、現在お菓子業界ではキャラメリゼがちょっとした流行りなのかもしれない。

　こちらは見た目は普通なので、卑屈になることなくキャラメリゼを味わえる。食感がシャリッとしていておいしい。

(コンビニキオスクなのでスルー)

(キオスクなしのため通過)

　さて、山手線は残り10駅。続いてのページで最後まで紹介してみよう。