更に驚いたのが二人になった途端、僕らに領地が与えられたことだ。さっきまでは何も気にせずキャッチボールし、レジャーシートの上をまたいでいく位の至近距離を通っていた人達がキャッチボールの位置を変え、通る際は一定のスペースを空けて通っていった。
なんだこの違いは、二人になってやっと僕の姿が周りにも見え始めた。人間扱いされはじめた。やっぱり人は一人じゃなく、人と人の間に生きているから人間なんだなぁ。
みたいなことをその時思ったが今思うと、この時の自分はかなり追い詰められてたんだなぁと思う。
すいません、次のページからはちゃんと作ります。 |