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フェティッシュの火曜日
 
ほんとうにモヤシが一番安いのか

カニかまとカニ缶、どのくらい違うのか

僕がふだん自炊で使うような食材は、あらかた前ページで調査してしまった。3ページ目は、ちょっと趣向を変えた対決もしてみたい。

やってみるのは本物のカニと、カニカマだ。イメージではカニの方がずっと高いような気がしているが、実際はどうなのか。意外と差がなかったら面白い。


ズワイガニの足を買ってきて比べたかったのだが、スーパーに売ってないのでカニ缶で

・カニカマ
・売値:1パック(137g)178円
・100円あたり:76g
・ズワイガニ(缶詰)
・売値:1缶(68g)281円
・100円あたり:24g

カニカマ(76g)とズワイガニ(24g)。だいたい3倍くらいと言えそうだ。「同じ値段で3倍の量のカニ喰いたい!」そんな欲望の果てに、「カニカマ」という代用品を作ってしまう人類。人の欲望ってすごいなあ、と感慨深くなる。


こんな素朴な欲望がカニカマを産んだのだと思う

 

マクドナルドとポッポのフライドポテト対決

最後は、僕の大好きなフライドポテトの量対決で締めたい(もはや、食材じゃなくて、料理になっていますが)。

最近、マクドナルドが平日にフライドポテトの安売りを始めた。全てのサイズを150円で販売している。これに対抗させるのは、「ポッポ」のメガポテトだ(ポッポは、イトーヨーカドー系のスーパーのフードコート、こちらの記事に詳しい)。

100円あたりにひきなおすと、どちらが多いのか。これは間違いなく、100円あたりのフライドポテト量の頂上決戦だと思う。今ここに冷徹なジャッジが下される。


・マックフライポテトLサイズ
・売値:150円
・100円あたり:110g
・メガポテト
・売値:200円
・100円あたり:132g

これはポッポの勝ち。スーパーのフードコート、意外と侮れない。ちなみに一人でこれを食べていると、後半にかけてどんどんポテトが冷めてゆくので注意が必要だ。友達と一緒にいる時ぐらいしか食べられない。フードコートに積極的に付き合ってくれる人も、あまりいないかもしれませんが。

 

今回の食材のグラフ



今回の食べ物を全てグラフにしてみると、また発見がある。グラフ上では、シャウエッセンとチクワとカニカマがほとんど同じだ。そう考えると、シャウエッセンはずいぶんコストパフォーマンスの良い食べ物である。

海苔とズワイガニが同じぐらいの量だというのもにわかには信じがたい。「かに道楽」というお店があるが、「海苔道楽」なんてのがあってもいいのかもしれない。動く看板も意味不明で面白そうだ。

単純に食材の量を金額で割り算しただけのことなのだが、意外と面白かった。

一応今回の結論としては「お金のないときはキャベツを食べよう」というのが正しいところか。この調査のためにキャベツを2玉買ったけれど、ひとり暮らしだと食べても食べても無くならない。量が違うことに加えて、モヤシよりもずっと食べごたえがあるのだ。千切りにすると増えるし

「金がないからモヤシを食べる」から、「人を呼んでキャベツパーティーがやりたい」というところまで気持も豊かになってきました。鶏のムネ肉もつけるよ。

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