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ひらめきの月曜日
 
小便小僧の表情ウォッチ


 

おしっこをするとき、人はみんな真顔だと思う。

どんなにひょうきん者でも、さすがにおしっこをするときばかりはへらへらしていられない。いいかげんな態度では、出るべきものもちゃんと出て行かないだろう。 だが、そこでの真剣な表情も普通は人に見せることはない。しかし、そんなプライベートをおおっぴらにしている像がある。小便小僧だ。 愛らしい子供像として市民権を得ている小便小僧。元気よく放尿中の彼らは、一体どんな表情をしていただろうか。そういうわけで、見て回ってきました。

小野法師丸



都会の無限カスケード

全裸かつ放尿。そうしたNG条件が重なっているにも関わらず、愛嬌のある像として人々に親しまれている小便小僧。

全国各地、いろいろなところに小便小僧は点在するようだ。中でも東京で最も有名なものと言えば、やはりJR浜松町駅のホームにある小僧だろうか。


ホームに突如現れるオアシス
友の会があったのか

昭和27年から存在するということで、小僧とは言えもう58歳。同じ歳の人間ならすっかり尿切れも悪くなっている頃だろうが、銅像なのでまだまだ元気だ。

取材時はレスキュー隊の服を着用

地元の手芸グループが毎月衣装を替えているこの小僧(くわしいレポートはこちら)。放水の勢いもよく、実に威勢がいい。見る者に「負けらんないな!」と思わせるという形でエールを贈っているのかも知れない。

この愛され小僧、像全体を眺めたことはこれまでもあったのだが、どんな表情をしているかまでじっくり見たことはない。


憂いを帯びたようにも見えるが…
そうでもないか

普通の視点から見たときはなんとも言えない憂いを浮かべているようにも見えた小便小僧。しかし、よくよく顔をのぞき込んでみると、別にそういうわけでもなさそうだ。

「残尿感が終わらないんだよね…」

同じ像なのに、角度を変えて見ると表情が違って見えるのがおもしろいところだ。ベースとしては虚ろな真顔、比較的に真剣に放っていることは読み取れるだろう。

続いては同じく東京の中央区、浜町公園という公園にある像を見てみよう。

公園の入口に立つシンボル的扱い
「よお!」

車の通りも人の通りも多い、大きな道の歩道の脇に立つこちらの小便小僧。公園の隅にひっそりと立っているわけではなく、ロケーションとしてはかなり目立つ位置にある。

ポージングからしても特徴的なのがすでにわかるだろう。左手を挙げた余裕のスタイルなのだ。


「調子はどう?」
「俺?小便が止まらないほど元気!」

通常、小便というものは便器に向かって為されるもの。イリーガルではあるのだろうが、屋外の場合は茂みや壁に向かってのことが多いだろう。しかしこの像は違う。視線の先に誰かがいる。

「元気っていうか、もしかして病気?」

もっとこそこそやるべきでは、とも言いたくなるが、そこは子供の無邪気さだろうか。


水勢としてはやや弱
膝の曲がり具合がリアル

像を横から見たときの膝の曲がり具合は、男にしかわからないリアリティだろう。作者はやはり男性だろうか。

シチュエーションの特殊性からして、表情としては真顔とは少し違うタイプになる。小便の後ろ暗さを脱ぎ捨てた、明るくオープンな小便小僧。その点では珍しい像と言えるかもしれない。


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