デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ


フェティッシュの火曜日
 
ほんとうに「サルも木から落ちる」のか


調査に3日かかりました

「サルも木から落ちる」有名なことわざだ。「すごく上手な人も失敗することがある」という意味がある。

しかし、本当にサルは木から落ちたるするのか。もしも、実は「まったく落ちない」ということだったら、このことわざは意味を変えた方がいい。

実際に動物園に見に行きました。結論から言うと、「サルも木から落ちる」というのは正しいことがわかったのですが。

斎藤 充博



上野動物園には木がない

さっそくサル山目当てに上野動物園に向かった。本当は日光の奥山にでも向かいたかったのだが、あいにく遠い。まあここは、動物園でも事足りるだろう。

しかし、実際に上野動物園に行ってみたら予想外の光景がそこには広がっていたのでした。


サル山に木がない

唯一あった木
木に登らないで屋根に登っている

「サルが木から落ちるかどうか」というよりも、そもそも「落ちる可能性のある物は極力排除しておく」というこの姿勢。サルもリスクをとるのをいやがる時代なのか、なげかわしい。文句が頭の中でいろいろ浮かぶが、全て取材がうまくいかない八つ当たりである。別にサル自身が木を排除しているわけではない。


リスクをとりたがらないサル
あーあ…

上野まで完全に無駄足だ。家に帰って、いろいろ人に聞いてみる(首都圏近郊で、木の生えているサル山って知らない?と聞いてまわるわけだ)。その結果、東京は吉祥寺の「井の頭自然文化園」のサル山には木が生えているということがわかった。

さっそく行ってみようと思う。

 

井の頭自然文化園は雨



日を改めて、井の頭自然文化園のサル山を訪れる。事前に入手した情報通り、ここはたくさんの木が設置してある。やった!

しかし、木に登っているサルがいない。なぜか。


それは、今日は雨が降っているからです

この日、東京は極端な花冷え。 とても冷たい雨が降っていた。こんなに春先の三寒四温を律儀に遂行するのやめて欲しい。

そしてサルの様子はこんな感じだ。


完全に雨宿りモード
こいつら、「こんな雨の日に出てきたバカな人間」という目でこっちを見てないか

僕は、動物というのはちょっとくらい雨が降っても外で元気に過ごしている物だと思っていたのだ。でも、違った。サルだって雨が降れば大人しくしている。雨の日に外をウロウロしているのは人間くらいなものだ、ということがよくわかった。

しょうがないから、今日はもう帰ろうかな。しかし、帰ろうと思った瞬間、不意に一匹が木に登りだしたりする。そしてサッと降りる。


変わり者の個体のちょっとした気まぐれ

完全にサルにふりまわされている感が

しかし雨の日のサル山は殺風景ですな

この日は5時間ほどいたが、結局は「木に登るサル待ち」に終始。2日かけているにもかかわらず「サルが木から落ちるかどうか見る」以前の問題となってしまった。

もうこの企画自体が、木から落っこちているような気がするが、ここまできてはあとに引けない。

次の日、またここに来ることにした。

いよいよサルが木から落ちます! >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation