さすがに「貨物専門」を謳っているだけあり、展示物はほとんど貨物に関係しているものばかり。貨車についていた部品や古い貨物時刻表などもありました。
その中でいちばん気になったのは模型で、ジオラマを走っているのは三岐線の電車以外はすべて貨物列車だし、販売しているのもすべて貨車。このこだわりは嬉しくなります。この日は朝から三岐線の貨物列車を散々見ながらここまで来たので、思わず買いそうになりました。しかし帰りの電車賃がなくなるのとレールを持っていないのとで何とか我慢。でも、もし僕が鉄道模型を始めたとしたら三岐線の再現に熱中しそうです。
屋外に超大物が
では、いよいよ屋外展示を見に行ってみます。ここも三岐鉄道が場所の提供をした以外はすべてボランティアの手によって運営されていて、展示車両の整備などもボランティアスタッフが行っているとのこと。ちょうど目の前に整備中の貨車があって、痛んだ木製の外板がすべて剥がされ、骨組みがむき出しになっていました。その隣ではタンク車が再塗装中。本当に好きだからできる、好きな人にしか務まらない仕事だと思います。 |