ただ大きいだけではない
対応してくれたのはマンチェス株式会社 代表取締役 上田佳宏さん。
マンチェスさんでは自社で製造するほかに、レギュラーサイズで人気商品を作っているメーカーに大きなサイズの製品の製造を発注している。その際にマンチェスから型紙を提供しているのだそうだ。
その型紙が大事なのだ。単純に大きくするのではなく、例えば袖の付け根はそのまま大きくしない、大きいズボンでもはいたときにすっきりしたシルエットになるようするなどのノウハウが詰まっている。
で、帽子の話である。大きいサイズの帽子も円周だけを大きくするのではなく、かぶったときの深さ、そして顔がすっきり見えるつばの大きさを考慮した型紙になっているという。
僕が知らないところで僕のことを気にしてくれている人がいるのだ。ラブ&ピース。
ひとつの型で300個だそうです
大きい帽子をメーカーに注文する際、1ロットで作るのは300個程度だそうだ。
よく「僕も頭大きいんですよ!」と言われるのだが、でかい頭は少数派だった。ひとりいたら30人いると思え、みたいな話ではなかった(それはゴキブリです)。でかい頭はひとりいたらひとりなのだ。
ただ、その300個は1シーズンで売り切れるという。全国の同志が300の補給を待っているのだ。
大きい帽子が売れる地域はやっぱり東京。比率で言うと北海道と話していた。屯田兵の末裔がいるので体の大きな人が多いようだ、とのこと。
ちなみにやっぱり体が大きい人は頭も大きいそうです。