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はっけんの水曜日
 
カレーで町おこし! カレーフェスティバル

土浦ツェッペリンカレー

お次のカレーは名前がすごくカッコイイですよ。その名も……

茨城県の「土浦ツェッペリンカレー・デラックス」!

おほーっ、未だかつてこんなカッコイイ名前のカレーがあったでしょうか!?

レトルトも売っていたんですが、そのパッケージデザインがまたカッコイイ! カレーのパッケージってレベルじゃないぞ、こりゃ。

このカレーは1929年、人類初の飛行船による世界一周を成し遂げたドイツの大型飛行船ツェッペリン伯号が、土浦市にあった霞ヶ浦海軍航空隊に降り立ったことに由来しているそうですが、このエピソードもカッコイイですよね。

そんなカッコイイ土浦ツェッペリンカレー、一体どんなカレーなのか……!?

ドドーン! 色合いもキレイで、オシャレ感のあるカレーですね。名前負けしてない!

使われている具材は、豚肉にジャガイモ。そしてオクラ、レンコン、赤ピーマンなど、あまりカレーに使用されない野菜が入れられています。

しかし、どこがツェッペリン(飛行船)なんだという気はしますよね。

うーん、オクラが飛行船っぽい形といえば飛行船っぽいけど……。イヤ、別に関係ないのかな。

肝心の味の方は、オクラやレンコンなど、カレーっぽくない野菜が使われているわりに全然違和感ナシ。特にオクラのネバネバはちゃんと自己主張しているのにも関わらず、カレーにバッチリ溶け込んでいます。

納豆カレーが意外と美味しかったりするように、カレーとネバネバ系の食材って相性がいいのかもしれないですね。

 

いも煮カレー

さて、次のご当地カレーを食べていきたいところなのですが、この頃になるとボチボチ売り切れてしまっているカレーも……。

ああーっ、焼きカレーめん完売! どんな食べ物なのかすごく気になるのに。

中でも特に残念だったのが山形県の「さくらんぼカレー」。カレーとさくらんぼって……どういう組み合わせだ!?

どんなカレーなのか聞いてみると、名前そのまんま、さくらんぼの果肉が入ったピンク色のカレーなんだそうです。ソレ、本当に美味しいんですかね……? うーん、食べてみたかった……。

まあ、無いものねだりをしていても仕方がないので、同じ山形県の「いも煮カレー」を食べてみることに。

これもなかなか泥くさくてインパクトのある名前です。

ほいっ、こちらが「いも煮カレー」!

一見、今までで一番フツーな感じのするカレーですが、入っている具材は変わっています。

里芋、こんにゃく、しめじなど「いも煮カレー」の名前の通り、芋煮の食材をそのままカレーに使用しているんですよね。モロ和風な具材ですがこれがまた合う。特に里芋が予想外にカレーとマッチしています。

カレーにはじゃがいも、というのは不文律となっていますが、意外と里芋の下克上もありかも。やっぱりネバネバ系とカレーって合うんですね。

しかし、いい加減お腹もパッツンパッツンになってしまいました。そりゃ一日に四杯もカレー食えませんよ。

この手の、食べ物メインのお祭りでは個々の量をもちょっと減らして、種類を食べられるようにしてくれたらいいのになー……と思いながら帰らせて頂きます。


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