子供にはどうも不人気な野菜の代表格、ピーマン。私も例外ではなく、小さい頃は苦手だった。
そういう子供になんとかピーマンを食べさせようとするのが世の母親。私の母も同様で、ハンバーグが好物であった私を見越して繰り出してきたのがピーマンの肉詰めだ。
私の心に湧いてくる、お肉への愛とピーマンへの憎しみ。どうして2つが一緒になってるんだ。
幼い心では愛と憎しみを調和させることができず、気持ちが分裂してピーマンの肉詰めを前に「こんなのいらない!」と泣き出したこともあった。この試練はなんなんだと。
まあ結局お肉への愛が勝ってそのうち食べるようになり、今ではピーマンへの憎しみもすっかりなくなりました。 |