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ひらめきの月曜日
 
2006年の記事「ゴールパフォーマンスだけやってみたい」より

ワールドカップ開催中である。

輝くグラウンドでプレイする選手はやっぱり華やかだ。かっこいい。そう思って4年前に「ゴールパフォーマンスだけやってみたい」という記事を書いたのだった。

あのとき僕は35歳、いま39歳になった。もう選手という年齢でもないだろう。

監督の練習をしてみようか。

林 雄司

監督もかっこいい

サッカーの監督はスーツを着ていてかっこいい。

着ているのはたいてい紺やグレーのオーソドックスなスーツである。しかしさすが西洋人、スーツが似合う。厳しい顔で試合を見つめ、得点が入ったときには思いきり喜ぶあの静と動。

これからの人生で僕があの立場に立つことはまずないだろう。だが、コンピュータを使えばその気分だけ味わうことができるかもしれない。

あとは暑さに負けずに河原に出る力 

スーツにIDカードをぶら下げて河川敷のグラウンドに来た。

無人のグラウンドに代表チームがいると妄想していろんなポーズを撮る。ポジションの指示を出すところ、フリーキックをじっと見つめるところ、ゴールがきまって喜ぶところ。

監督気分でピッチ(ほんとうは野球場)を見つめる 
ネクタイを変えたりバリエーションをつけて撮影
メンバーにポジションを指示
もちろん誰もいません

そして帰ってから画像加工ソフト作業である

そしてできあがるのはどこかの国の代表チームのベンチの様子

監督は難しいな

選手になるのはたやすかったが、監督になるのはやや難しい。やっぱり背後にベンチが必要だったか(雰囲気出すためにテレビ風に加工してあります)。

ちなみにスーツのふたりのが監督・通訳、ジャージがトレーナーである。「である」と断言しているが僕の脳内の設定の話なのでスルーしていただいて構わない。

さて、ゴールシーンであればもっと雰囲気が出るかもしれない。

得点シーン

ちょっと雰囲気が出た。

やっぱり監督はゴールシーンである。スーツの大人が芝生の上でこれだけ派手に喜ぶのはサッカーぐらいだろう。

結婚式の二次会でビンゴがあたってもこんなにはしゃがないし、芝生の上であることの説明が難しい。

 

ゴールのあとによく見る光景

そしてゴールの歓喜のあとによくあるのがこの流れだ。

いまのオフサイド!
えー!

さてこのひとり小芝居をするために買ったレフリーシャツ。それっぽいポロシャツを探したもののなかったためにサッカーショップKAMOで本格的なレフリーシャツを購入した。

なんとこのシャツ
9000円となっております

9000円なのだ。なんとか元を取りたくて9000円であることの説明に写真を2枚使ってしまった。しかしまだ元を取った気分にはなれない。しかも今後の使い道がかなり狭いシャツである。

顔をこちらに向けて視線を落とし気味に走るとレフリーっぽい

こんどパブリックビューイング会場にレフリーシャツを着ていきたいと思う。レフリーのファンだなんて意外だろう。

最期に全キャラ(すべて僕)を登場させた写真を作ってみた。

レフリーまで大喜び

これはワールドカップではなくばかの集団ではないだろうか。しかも全て自分だ。

しかしそこまで浮かれてしまうのがワールドカップの魅力であると言えよう。4年にいちどの祭典なので無反省でいたい。

レフリーシャツでジョギング始めようか

レフリーシャツは汗を吸い、すぐ乾く素材でできている。僕が持っているシャツのなかでいちばんスポーツに向いている。

せっかくなのでこれを着てジョギングを始めようかと思う。この際フラッグも持って走ったほうが面白いかもしれない。在野のレフリーである。

公園や街道沿いでただ走っているレフリーがいたらそれは僕なのでそっとしておいていただきたい。

レフリーは髪を油で固めている人が多い気がしたのでそうしています 

 
 
W杯 2010南アフリカ大会特集 サッカー:Sports

 

 
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