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はっけんの水曜日
 
アマゾンのフォト検索に挑戦する


ネット通販でおなじみのアマゾンがやっている、フォト検索というサービスがすごい。
商品の写真をアマゾンのiPhone用アプリで撮影して、それを送信すると、写真と同じものをアマゾンの商品の中から探してくれる。
たとえば友達が持っているCDを自分も欲しければ、そのジャケットの写真を撮るだけで、タイトルをメモしたり、電車でタワレコまで行かなくても、CDが家に送られてくるのだ。
なんたる近未来!

工藤 考浩



具体的にはこうです

要するにこういうことだ。
当サイトの書籍を(→ちなみにここから買えます)、アマゾンのiPhone用アプリで撮影して…


この本を
撮影します

ぴっと送信すると、しばらくの後に、「写真のはこれじゃないですか?」という具合に、アマゾンが見つけてきてくれるのだ。
いったいどういう仕組みなんだろうか。
ものすごく物知りな人が、「あ、これはきっとあの本ね」と裏方で調べているのだろうか。
いや、そんなことはないだろう。
きっと高性能なコンピューターで何らかの工程を踏んで解析しているのだ。
すげえな、アマゾン。


ずばり検索!

ロックの名盤 「クリムゾン・キングの宮殿」

で、それは置いといて、「クリムゾン・キングの宮殿」というレコードをご存じだろうか。
1969年に発売されたキング・クリムゾンのファーストアルバムで、プログレッシブ・ロックの金字塔といえる超名盤だ。
収録されている楽曲もすばらしいのだが、アルバムジャケットも破壊的なインパクトがあってすばらしい。
みなさんも、一度くらいは目にしたことがあるのではないだろうか。


クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)
クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)-amazon.co.jp

おれもあれになってアマゾンを惑わす

僕がこの顔をマネしたところを写真に撮ったら、アマゾンのサービスは僕の写真を「クリムゾン・キングの宮殿」のジャケットだと認識しないだろうか。


すっぴんで失礼します
顔に色を塗りまして

マネをしてみましょう

思い切る

このジャケットはバリー・ゴッドバーという画家の自画像だそうだ。
恐怖に怯えているようにも怒りに震えているようにも見えるが、いずれにしろ思い切った表情であることは確かだ。
なので、思い切った。


がーごー

鏡と撮影済みの写真をチェックしながら、できるだけジャケットに近づくように工夫を重ねた。


うぅうぃー
これはちがうな

青が足りない

どう表情を作っても、いまいち迫力に欠ける。
ジャケットの方は、シャドウ部分が青くなっているので、僕の顔にも青を重ねた。


ブルーをさして
だんだんなりきっている

青を入れるとだいぶ近づいてきたように思う。
これをアマゾンに送信してみようか。


アマゾンさん、どうですかー

いちどカメラで撮影してから

アマゾンアプリ側の仕様で、「フォト検索」に使える写真は、その場で撮影したものだけみたいなので(保存してある写真は使えない)、いちど普通のカメラで撮影して、それをiPhoneでまた撮影してアマゾンに送信する。
僕の持っているiPhoneは自分撮り用カメラがついていないので、それがいちばん手っ取り早そうだ。


デジカメの画面を撮影して
アマゾンに送る

うーむ、手強い

数分の後に、アマゾンから結果がわかったという通知がきた。
「クリムゾン・キングの宮殿」という文字が現れるかと思ったのだが、表示されたのはよくわからない洋書。
似ても似つかない、と思うのだが、アマゾンはどこをどう判断したのだろう。


まったく意図をはかりかねるチョイス

もっと思い切る

ぜんぜんトンチンカンな検索結果になってしまった。
なんたることか。
あまりにもかけ離れている感じがするので、もうすこし表情を作ってがんばろう。
思い切りが足りないのではないか、と努力してみたが、はたしてこれは思い切りの問題か、という気もしなくもない。

んがー
んのがー
しかし結果は
アジアの洗剤

シワかな

「なんでやねん」と慣れない関西弁でiPhoneに話しかけてしまった。
どうして僕が洗剤なのだ。
それとも僕は心のどこかで本当は「洗剤」を意識しているのか、ってそれは潜在意識だ。

…。


シワじゃないかと思う。
僕の顔がクリムゾン・キングの宮殿にならないのは、シワが足りないんじゃないかということで、ペンで書いた。

黒の顔用ペンでシワを書く
これでどうかしらね

ぎょーい、ぎょいと

さっきよりは近づいたか

シワをついかしたところ、自分の目ではかなり実物に近くなったのではないかと思う。
写真もそれらしくなってきた。
けれども、まだ検索の方はヒットしない。

今度はどうだ
ん?
英文版 限りなく透明に近いブルー - Almost Transparent Blue
英文版 限りなく透明に近いブルー - Almost Transparent Blue -amazon.co.jp

わからんでもない

いままでに比べれば近づいている気がする。
なんでこんなに青い写真を選ぶのかが疑問だが、「まあ、わからんでもないな」という検索結果になってきた。
これを励みにもう少し挑戦しよう。


これはやりすぎ、トゥーマッチでーす
あぶなくヨダレが垂れるかと思った
しかしなぜか、レッツノート
今までで一番高い!って、そういう遊びじゃなかった

ところで実物は

ここまでなんの疑いももたずにやってきたが、そもそも本物の「クリムゾン・キングの宮殿」 のジャケットを撮影して、ちゃんと検索されるのだろうか。
これができなかったら、今までの僕の苦労は空に消える。


コピーを撮影してみたが
ちゃんと検索されて、ちょっとむかついた

本物をプリントアウトして撮影し検索してみたが、ずばっと完璧に検索を当ててきた。
やるな、アマゾン。
僕の中ではかなり実物を再現できていると思うのだが、なぜアマゾンは僕を認めようとしないんだ。


どうしてなのかしら

ちょっとズルを

デジカメの画面を撮影しているから、うまく検索しないのかもしれないと思い、一度パソコンに取り込んで、紙に印刷してからトライしてみることにした。
それに際し、LPジャケットと同じ比率にトリミングし、ついでに色味とコントラストなどをちょちょいと変えて、それらしくなるようにすこしズルをした。
これでだめなら、もうダメだろう。

ちょっと画像を加工して
プリントアウト
さて、結果は
スポンジ?

まいりました

いや、まいった。
僕が悪かった、もういたずらなんてしない。
ごめんなさい。
と、この検索結果にすっかり脱力してしまった。


もういいよ。
これでいいんだ。

ボブ?

『SPONGE BOB/スポンジボブ(BIG FACE)《GBA16》』ポスター☆キャラクターPOSTER通販☆
『SPONGE BOB/スポンジボブ(BIG FACE)《GBA16》』-amazon.co.jp

うまいこと見つけてきたなと感心した


やっぱりすごい

最後にすごいのを検索してきたものだ。
ハズレではあるんだけれども、うまいところを突いている。
完璧に僕の負けだ、とはっきりさせられた気分だ。
さすがアマゾン。あっぱれだ。

またいっそうamazonを好きになった


第1回 『みんなで選ぶ死語大賞』
"2009年〜2010年上半期の死語と流行語を徹底検証!"

こんどの土曜日にお台場東京カルチャーカルチャーで開催されるイベントに、ワタクシも出演いたします。
「懐かしのCDジャケット これ誰だっけクイズ」のような感じのスライドを予定しておりますが、キングクリムゾン以外にもライオネル・リッチーやスーザン・ボイルでアマゾンに挑戦するシーンもあり、ほとんど死語とは関係なくなってしまって困っています。
というわけで、当日券もネット生中継もあるようなので、興味のある方はぜひいらしてみてください。

7月3日(土) Open 12:00 Start 13:00 End 15:30 (予定)
詳細は→こちら

 



 
 

 

 
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