だいたい歩道において歩行者は「右」を歩くと決まっている。しかし、それ以外において「左右どっち選べばいいの?」という場は少なくない。たとえば映画館の上写真のような椅子。ジュースをどちらに置いていいのか困ったことはありませんか?
一般的には右な気もするが、素直に置いていいものか?様々なそういう左右困りシチュエーションな場所を調べてきました。
(大坪ケムタ)
映画館・ホール…それぞれの左右問題
左右どちらか困る場…それを一番実感するのは映画館だ。昔ながらの肘掛けオンリーなタイプならまだいいのだけど、最近の小綺麗なシネコン系の場合気を使ってくれた結果、逆に戸惑わされることがある。
全席の左右ひじかけに必ずついているカップホルダー。このひじかけは誰の物?というのも大いなる問題なのだけど、ジュースをどっちに置いていいの?というのも問題だ。とりあえずそれが今回の本題。
なんとなく右のような気もするけどもし右に置いて隣の人が左利きで「あれ?」と思ったら?でも最初から左に置いたらそっち側に座った人が…
おお、これだと間違いない!各椅子の右側にこのシールが貼られているので、とりあえず右に置けということだ。親切!ある意味この形はベストですな。
さて続いてやってきたのは後楽園ホール。プロレス・格闘技の殿堂にして笑点の収録場所としても有名です。
み、右側にカップホルダーがない…。ここの場合、カップホルダーは左側が定席ということか。なんとなく「日本人は右利きが多い=右置きが一般的」と思っていたのだけれど、必ずしも当てはまらないようだ。左で持って飲む人が多いってこと?
トイレの場合
続いてはライスマウンテンさんの記事にもあった「男子トイレの傘かけ」。これも実は左右にある。といっても便器の左右にひじかけがあったりするわけではない。
上2枚の写真を見た限りでは、右側の方が若干便器や手荒いに近い分「こっちですよ!」と呼びかけてるような気がする。「なんとなく右」がトイレの場合通用するのだろうか。しかしこのA駅はすべての便器の左右に傘置きはついていた。
JRは同じ規格なんじゃないかな?と、思ってたら、別のS駅ではなんと!
うおー、さっきの後楽園ホールに続いて「片方しかない場合→左が定席」というパターン。ふつう右でしょ?というのは右利きだけが持つ過剰な自己中意識だったのか…ちょっぴり反省。
駅の階段はどっちだ?
さてこういうカップホルダーや傘立て以外にも「右左どっち?」と右往左往する時がある。たとえば!
歩道だったら右に行けばいいけれど、駅の階段の矢印って右側だったり左側だったりすることが多く、昇る人と降る人がハチ合わせによくなっているのを見る。矢印を気にせずグイグイ進む人のせいだったりもするけれど。ともかく、駅階段の矢印に法則性はあるのだろうか?
ふたたびA駅の階段の進行方向を比べてみる。階段を上がると2つの乗り場がある形のホームだ。
「右側通行が基本」とかではないと思っていたけど、あらためて調べても何も出ない…アレ?でもよく見ると法則性があるような。
上2枚でいえば「6番ホーム側は昇り、5番ホーム側は降り」、下だと「8番ホーム側は昇り、7番ホーム側は降り」になってるな。もしかして、何番ホーム側かで階段の昇り降りは決まってるのか?
もしそうだとしたら、これから階段に向かう時ちょっと便利になるんじゃないの?ちょっとした発見?っしゃー!
歩く場所の左右くらいならいいけど
こういう右左どっちか迷うもの、あとは飛行機の椅子もやりたかったけれど飛行機に乗るタイミング無し。でもアレはそんなに間違えないわな。コントローラーみたいなのついてるし。しかしリクライニングのボタンとかたまに怖いのあるよね。自分と思ったら隣の人がガクン!みたいな。あれは気まずい。かなり怖い。