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土曜ワイド工場
 
朝顔市をはしごして風流を堪能する


The 風流

夏の花といえば「ひまわり」や「朝顔」が思い浮かぶ。小学生の頃の私は、大きく派手な「ひまわり」を好んだが、近年の私はむしろ「朝顔」を好む。

朝しか咲かないその小悪魔っぷり、夏しか咲かないその儚さっぷりなどに何とも言えない魅力を感じる。また朝顔は最高に風流であり私の心を、前褌を掴んだ横綱のごとく掴んで離さない。

そんな朝顔は私以外にも多くの人々の心を、ひと昔前に流行った「ダッコちゃん」のごとく掴み離さないようで、多くの場所で「朝顔市」というものが行われている。

この「朝顔市」をはしごして朝顔をとにかく堪能したいと思う。

地主 恵亮



朝顔市とは

梅雨が明けずとも7月なるともう夏の到来を感じずにはいられない。朝顔市はそん時期に多く行われる。

朝顔市はその名前の通り朝顔が売られ、場所によっては出店が並びお祭の様相をなすものだ。私が朝顔市を訪れた日も東京近郊のあちこちで朝顔市が行われていた。


朝顔は素晴らしい

そのあちこちで行われる朝顔市に何箇所も行こうと思う。

朝顔市は歴史の古い物もあり、ただでさえ風流な朝顔がさらに風流に感じられるのがこの朝顔市なのだ。何箇所も訪れればその風流の波は、米騒動を起こした群集のように私に襲いかかるはずなのだ。なんとおオツなものに違いないのだ。


これは朝顔ではない

国立の朝顔市へ

朝顔市は東京近郊の数箇所で行われているが、私の体は残念ながら一つしかないため、今日一日で何箇所の朝顔市に訪れることが出来るかはわからない。昔からスケジュールを立てるのを苦手とする私が時間を読むことは、3歳児に徒然草を読み聞かせるような無駄なことなのだ。とりあえず向かうしかない。


とりあえず朝顔市の朝は早い

まず向かうは国立で行われる「第22回くにたち朝顔市」だ。朝の6時から行われるヤル気十分の朝顔市だ。

7月とはいえ梅雨の真っ盛りであり、空は私の「晴れろ」という願いは叶えずとも「雨よ降れ」という多くの人が願わない願いならばすぐにでも叶えてくれる空模様であった。


朝顔市に到着

素晴らしき風流の世界

私は朝顔が好きといっても、その好きを人間に置き換えれば、結婚しようというほどではないために朝顔市に訪れたことは無かった。今回が初体験なのだ。初めて訪れた結果、その風流さには思わず表彰状と感謝状の2つを与えようと思った。


ずらっと並ぶ朝顔

美しい

濡れて水滴の付いた朝顔がいい味を出している。また蚊取り線香の匂いがあたりに漂い、朝顔売り場の隣の隣には江戸風鈴が売られチリンチリンと風流を駄々流しにしている。

ちなみに蚊取り線香は私の好きな匂いのナンバー1である。もし私が蚊ならば、その匂いに引き寄せられ生まれてすぐに天に召したことだろう。


朝顔、風鈴、蚊取り線香は最高の風流だ!

世界三大美人はご存知だろうか。綾瀬はるか、安藤裕子、あとクレオパトラで構成されるものだ。朝顔、風鈴、蚊取り線香はそれと同じで世界三大風流である。それが一同に介するわけだから、この会場の風流さといえば、浴衣の美女が思わず浴衣を脱ぎだすレベルだ。風流だと浴衣を脱ぐシステムはいまだ開発されていないので、そういうシステムがあればの話だ。


飴も風流

朝顔市では他にも野菜が売られていたり、飴が売られていたりした。わずか100メートル程の会場だけれど満足度は十分である。

朝顔はどれも一鉢1500円で売られており、売り場の向かいには郵便局がテントを立て配送を頼めるようになっていた。準備もいい。買い求める人も多く、その年齢はやや高めだった。


素晴らしい

朝顔市の風流に私は曙太郎のデビュー戦のごとくやられてしまった。この瞬間に全てのお花の中で朝顔が一番になったと言ってもいいだろう。朝顔があれば他に何もいらないと言ってもいいレベルだ。

何かを悟った気すらしたが、次に向かう電車がホームに来た瞬間にその悟りはどこかに行ってしまった。


羨ましいシチュエーション(女性3と男性1でプール)

幻の朝顔市 >
 

 
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