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ちしきの金曜日
 
池田湖のイッシーは今


 

中国で先日(2010年7月)、謎の巨大生物が目撃されたとのニュースが報じられた。

イギリス・ネス湖のネッシーの写真がトリックだったと判明して以来、この手の巨大生物はすっかり「いない」ムードになってしまったが、中国だったらひょっとしてまだ…という可能性を感じている。(少なくとも私の中では)

日本で巨大生物といえば、池田湖の「イッシー」、屈斜路湖の「クッシー」が有名だが、こちらも最近はすっかり話題になってない。今、どうなってるんだろう?

先日、近くを訪れる機会があったので様子を見てきた。

T・斎藤



なんかいそうな雰囲気

イッシーが出るというウワサの池田湖は、
鹿児島は薩摩半島の先の方にある。



大きな地図で見る

先日記事に書いた「流しそうめんの聖地」のすぐ近く。
そうめんを食べてイッシーを見に行く、というコンボが炸裂できるいいスポットだ。

とは言いうものの、自分でも
「どうせいないだろうし…」
と微妙なテンションで向かっていたところ、池田湖のすぐ近くまで来たところで、あっと驚くような光景が目に飛び込んできた。


池田湖に向かって車を走らせていたら、突如こんな光景が。
この写真だけ見ると何時代かわからない。

それは藁葺き家屋の廃墟だった。

すごい。こんな廃墟は初めて見た。
ここだけ見ると何時代かまったくわからないのがすごい。

そして、この非現実的光景を目の当たりにしたら、
「これならイッシーがいてもあながちおかしくないかもなぁ。」
という気分にになってきた。


これがアリならイッシーだって…という気にさせられたすごい廃屋。

池田湖

あちらこちらに疑似イッシー

池田湖のほとりまで来ると、すかさず
「あ、イッシー!」
と一目でわかるものが視野に入った。


イッシーだ!
遊具がイッシー。

イッシーに登ってみると、そこは展望台のようだった。


頂上には双眼鏡が設置されていた跡が。
特徴: イッシーは「はずかしがりや」

床には、よく出る出現ポイントが書いてあった。
それらしき方角に目を凝らす。
「なんかいそう」という雰囲気は感じた。

イッシーで有名なだけあって、池田湖周辺にはあちこちにイッシーをモチーフにしたオブジェや、イッシーに関する説明が書かれたものがあった。





ところで、イッシーとはなんなのか?
説明看板によると、それは次のように記されている。


昭和53年9月3日、湖面を猛スピードで進む二つの黒い物体が泳ぐのが多くの人々によって目撃された。水面に浮かぶコブとコブの間は5メートルほどあり、湖面は数十メートルに渡ってざわめいていたという。この事件は新聞やテレビで大きく取り上げられ、その後多くの目撃情報が寄せられるようになった。この未知の巨大生物は、ネス湖のネッシーにあやかって「イッシー」と呼ばれるようになった。
イッシーの正体については、恐竜の生き残りであるとか、大ウナギ、巨大魚など様々な説が飛び交っており、その正体を突き止めるために無人監視カメラの設置やテレビ局による探索も行われたが、現在まではっきりと確認できる目撃はなく未だに謎のままである。

昭和53年というと、私が小学生だった頃だ。
たしかにその頃は未知の生物の一匹や二匹、余裕でいるような風潮があった。学研のジュニアチャンピオンコース・シリーズを隅から隅まで超真剣に読んでいた、あの頃である。


イッシー君の人気が高かった。


なぜか大ウナギも

池田湖のウリはイッシーで決まり!かと思いきや、
「大ウナギ」も同じくらい大きく売って出ていた。


池田湖周辺はイッシーと同じくらい、大うなぎについてもアピールしている。

この看板、なんだろう?
と思って近づいてみると、それらは貸しボート屋のようだった。

この日は風が強く、とてもボートで出て行くような天気ではなかった。ので詳細は不明だが、ボートに乗りつつ巨大うなぎを鑑賞できるレジャー…ではないかと思う(想像)。
(うまくイメージできないけど)


湖面はまるでイッシーが暴れてるかのように荒れていた。

大ウナギは、近くの大きな土産物屋で見ることができた。
体長2メートル、胴回り50cmという巨大ウナギである。


土産物屋の店内に水槽があり、そこで見ることができる。

大ウナギのエサと思しき小魚が大量に周囲を泳いでいた。

ここに置いてあったパンフレットの写真がとても印象的だった。


なんだこの写真?

「イッシーの正体ってこのウナギの見間違いでは?」
と思う反面、
「こんな大ウナギが棲んでるなんて、池田湖の生態系は何か違う。だからイッシーだって…」
という2つの思いが交差する。

生態系が変

池田湖周辺の生態系が「何か違う」と思ったのは、
他にもこういうのがあったから。


木が生えてたのだが…
湖から上がってきました、みたいな幹。

また池田湖のすぐ近くにある唐船峡(流し素麺発祥の地)では
池でサメが泳いでいた。


池にサメが泳いでいる。



というように、このあたりの生き物はどこか独特。
だもんで、ひょっとしてイッシーみたいな生物がいることも…という気がしてくるのだった。

地元の人の話

湖畔のソフトクリーム屋さんにて、名物という紫いもソフトクリームを食べながらお店の人にイッシーについて尋ねてみた。

池田湖名物と書いてあったので食べてみた。

すると、
・話題になっていた昭和53年頃とは別に、10年くらい前にも見たという話がけっこう多く聞かれた時期があった。
・今もたまに見たって話をしていくお客さんがいる。
・自分たちは30年ほど前からここで店をしてるが見たことがない。
とのこと。

話を聞いてたら、目撃したという話よりも、30年間ここでお店をしていて一度も見たことがないという話の方がなにやら重みみたいなものを感じた。(「たまたま見ちゃったりして」とか思ってた自分としては)


 
 

 

 
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