ケーススタディで培う見分け能力
騙されるばかりの男でいたくない。事実を正確に把握することで、不用意に心を動かされない男でありたい。
そういうわけでこのページでは、それがパンティかそうでないかについて、クイズ形式で考えてみたい。実践的な状況を想定することで、不測の事態への対応力を身につけるわけだ。
では出題しよう。以下の4つの写真を見て、それぞれパンティorノーパンティを判断していただきたい。
心の中で答えは決まっただろうか。もちろん心の中だけではなく、発声したり紙に書いたりしてもいい。見れば見るほどわからなくなるような気もするので、考えるだけでなく、感じる心も忘れないでほしい。
では1番から確認してみよう。まずは角度を変えて撮った写真を改めて見てみよう。
答えはノーパンティ。その実体は、やはり先のページで紹介したものと同じく、チーフ系のアイテムだ。
クシュクシュに丸めた状態で見るとかなりの擬態力がよくわかるだろう。さらには四角く畳んだ状態で見ても、パンティ的なエレメントは相当あるように思える。
透け素材、波のような曲線を描く縁取り、そして花の刺繍。私たちを騙そうとする要素が揃っていることがそうさせるのだろう。
続いては2番の写真。フワフワとした感じの素材感も判断材料としてよく見極める必要があるが、気になるのはチラッと見える白いタグ。
仮にこれが本物だったとしよう。そうだとしたとき、タグがまた心に迷いを生じさせる。そこに書いてある情報を見てしまってよいものなのか。幻想をまとうべきものに、数値化されたリアリティは禁断なのだ。
広げてみて見えてくるその素性。きれいに描かれた二等辺三角形。直角を挟む二辺に施された白いレース。
ついに本物が登場!と思ってしまった方、欺くようなことをしてしまって申し訳ない。正確に現実を把握するためのテストとして、少々虚を突いた提示をしてしまった。
大丈夫、こちらも普通のハンカチであって、あくまでノーパンティだ。クシュッと丸まった状態でもまずまずの擬態力だが、三角に畳むことでさらに本格的に見えるようになった。
こういうところにもトラップはある。うっかり騙されてしまった方は、今後似たようなケースに出会ったときに気をつけてほしい。
その正体はスカーフ、つまりはノーパンティだ。
丸めた状態ではかなりいい線いってると思うが、やはり柄が柄であるだけに、あまり信じたくはない。それにしても3匹のヒョウが絡み合う柄というこのスカーフ。妻の引き出しから出してきたものだが、スカーフにしてもかなり意外だ。
問題の答えはオールノーパンティということになる。それにしても、布がもつ擬態力というポテンシャルは相当強く感じることができたシミュレーションだったと思う。
現実を見極める力もついてきたと思う。さらなる検証のために、新しい布との出会いを求めて外にも目を向けてみよう。