デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ひらめきの月曜日
 
そこら辺に落ちてるとパンティみたいに見える布選手権

ケーススタディで培う見分け能力

騙されるばかりの男でいたくない。事実を正確に把握することで、不用意に心を動かされない男でありたい。

そういうわけでこのページでは、それがパンティかそうでないかについて、クイズ形式で考えてみたい。実践的な状況を想定することで、不測の事態への対応力を身につけるわけだ。

では出題しよう。以下の4つの写真を見て、それぞれパンティorノーパンティを判断していただきたい。


事例研究【1】(でかいキクラゲ編)
事例研究【2】(何か出てるよ編)

事例研究【3】(レースの魔力編)
事例研究【4】(秘めたるワイルド編)

心の中で答えは決まっただろうか。もちろん心の中だけではなく、発声したり紙に書いたりしてもいい。見れば見るほどわからなくなるような気もするので、考えるだけでなく、感じる心も忘れないでほしい。

では1番から確認してみよう。まずは角度を変えて撮った写真を改めて見てみよう。


さあどうでしょう

端の方で確認できる生地の透け具合と、白い花の刺繍がポイントとなるこの物体。その正体は本物なのか偽物なのか。

かなりの性能だと認めるが…
ザッツノーパンティ

答えはノーパンティ。その実体は、やはり先のページで紹介したものと同じく、チーフ系のアイテムだ。

クシュクシュに丸めた状態で見るとかなりの擬態力がよくわかるだろう。さらには四角く畳んだ状態で見ても、パンティ的なエレメントは相当あるように思える。

透け素材、波のような曲線を描く縁取り、そして花の刺繍。私たちを騙そうとする要素が揃っていることがそうさせるのだろう。


白くチラッと見えているものに感じる戸惑い

続いては2番の写真。フワフワとした感じの素材感も判断材料としてよく見極める必要があるが、気になるのはチラッと見える白いタグ。

仮にこれが本物だったとしよう。そうだとしたとき、タグがまた心に迷いを生じさせる。そこに書いてある情報を見てしまってよいものなのか。幻想をまとうべきものに、数値化されたリアリティは禁断なのだ。


これは大丈夫だろ
安心のノーパンティ

しかし、そんな迷いを吹き払うかのようにこちらもノーパンティ。素材が透けている点は認めるが、先ほどの黒いチーフと比べると丸めた状態での擬態性に欠ける。そこら辺に落ちているのを受け入れやすい、安心のファブリックと言えるだろう。

そろそろ目も肥えてきた頃だろうか

続いて3番。こちらはどうだろうか。答えは…。

ついにきたか!

広げてみて見えてくるその素性。きれいに描かれた二等辺三角形。直角を挟む二辺に施された白いレース。

ついに本物が登場!と思ってしまった方、欺くようなことをしてしまって申し訳ない。正確に現実を把握するためのテストとして、少々虚を突いた提示をしてしまった。


普通に畳むとこういう感じ
イエス!ノーパンティ

大丈夫、こちらも普通のハンカチであって、あくまでノーパンティだ。クシュッと丸まった状態でもまずまずの擬態力だが、三角に畳むことでさらに本格的に見えるようになった。

こういうところにもトラップはある。うっかり騙されてしまった方は、今後似たようなケースに出会ったときに気をつけてほしい。


柄にサプライズがある4番

最後の問題である4番。これまでと異なり、模様にまずインパクトがある。ヒョウ柄。身内がこんな柄のを履いてたなんて…と想像してみただけでも、どうにかなりそうになる。

畳むとわかるその素性
ワイルドですがノーパンティ

その正体はスカーフ、つまりはノーパンティだ。

丸めた状態ではかなりいい線いってると思うが、やはり柄が柄であるだけに、あまり信じたくはない。それにしても3匹のヒョウが絡み合う柄というこのスカーフ。妻の引き出しから出してきたものだが、スカーフにしてもかなり意外だ。


俺たちノーパンティ

問題の答えはオールノーパンティということになる。それにしても、布がもつ擬態力というポテンシャルは相当強く感じることができたシミュレーションだったと思う。

現実を見極める力もついてきたと思う。さらなる検証のために、新しい布との出会いを求めて外にも目を向けてみよう。


< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.