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ちしきの金曜日
 
平日のAM5:00がピークの祭り

山笠とは

さて、博多祇園山笠とは一体どんな祭りなのか?
ものすごく大雑把に説明すると、

・「山笠」と呼ばれる山車を、締め込み姿の男達が担いで走る。(山笠を担ぐことを博多の人は「舁(か)く」と言う)

・クライマックスの「追い山」では、櫛田神社からスタートした山笠が、博多の街を縫うように設定された全長約5kmのコースを猛スピードで駆け抜ける。

・特に最初の櫛田神社に入るところから境内を出るまでの約112メートルは全力疾走となる。これはとても感動的な光景らしく、「櫛田神社の桟敷席であいば見たら泣くばい。」と博多の人が言っていた。

・でもって、そのクライマックスの「追い山」が始まるのがAM4:59。

・700年の歴史がある。


櫛田神社。山笠はこの神社に奉納する祭りである。

というわけで、博多に着いた私はまずは
櫛田神社とその周辺を見て回った。


出店もたくさん出ていて、いい雰囲気。


飾り山笠

祭りの期間中、街のあちこちには鑑賞用の山笠が設置されている。「飾り山笠」という。(駅を出たところにもあったのもそれ)


すごくでかい!

なにげに3D

こういうのが街のあちこちにある。

飾り山笠はとにかく高いのが特徴。
上の写真のものも、商店街のアーケードぎりぎりいっぱいの高さまで飾り付けされている。

これらは基本的に鑑賞用で動かさないものだが、ひとつだけ例外の「走る飾り山笠」がある。


走る飾り山笠。

これを担いで動かす。重さは2トンほどあるらしい。

見てるとおよそ動かせそうにないというか、動いてもすぐ何かに引っかかってぶつかりそうに見える。(これが実際に動いてる姿は後のページにて)



鑑賞のポイント

飾り山笠は反対側にも飾り付けされているので、両方から見るようにしたい。


これの反対側はどうなっているかというと…

なんと、ドラえもん。

見上げた時の飛び出しっぷりも見どころ。3D。

こちらは、ぜんざい屋さんなのだが…

店の中に飾り山笠がある。(!)
どどーん。
たぶん何か由来とかあるんだろうが、
知らない者(=私)からするとなかなか不思議な光景。

これは買おうか迷った。

こういうのをぶらぶら見て歩くのは楽しいね。

雨は降ったり止んだりを繰り返していた。

街を歩いていると、綺麗な女性が多く目につく。
場所が中州の繁華街なので、その手のお店のお姉さんが祭りモードで着物姿で歩いたりするからというのもあるようだ。

 

    *    *    *    * 

 

さて、クライマックスの「追い山」が始まるにはまだ時間がある。ので、いったんホテルに戻って仮眠を取り、それからAM4時にまた出直すことにした。

ちなみに博多の人は徹夜で朝を待つ人も多いという。
この日は特別にオールナイトで開けてる店も多いので、食べたり飲んだりしながら街を練り歩くのもそれはそれで楽しいかもしれない。(翌日が厳しそうだが)


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