花王の「ヘルシアウォーター」である。しかしパッケージをよく見ると、「カロリーゼロ」ではなく「カロリーオフ」の表示が。成分表示には500ml当たり18kcal。100mlに換算すると3.6kcalとなる。これは「カロリーゼロ」を名乗ってよい基準を満たしているではないか。
ちなみに、「カロリーオフ」とは、100ml当たり20kcal未満のものに認められている表示。だから間違いではないのだが、商品としては「カロリーゼロ」の方が訴求力があるのではないか。
気になったのでメーカーに問い合わせてみた。返答は「表記のルールとしてはその通り。以前はカロリーゼロと表示していたが、具体的なカロリーを知りたいという要望が消費者から多数あったので、現在はカロリーの実数値を表示して、カロリーオフと表記している」というものだった。
健康管理上、厳密に栄養成分を知りたい人もいるかもしれない。そういうわけで、ヘルシアはこういうことになっているのだろう。
あえて実数値を載せているものを選んだのだが、できるだけカロリーを低くするという今回のルールからするとカロリーがあってしまうのは厳しい。というわけで、50ml(1.8kcal)分をグラスに注ぎ、残りの450mlは水と入れ替えて定食の一部とすることにした。ここは少々トリッキーだがお許しいただきたい。 |