さらに同様に松屋もなか卯も
ここでつらくて一休みしてしまった。 汗だくになったのでシャワーを浴びたら寝てしまったのだ。 ふりかけを作るのが、こんなに体力を使うものだとはまったく知らなかった。 「ふりかけづくり」は夏の季語だ。
全品完成
というわけで(二日がかりで)、松屋・すき家・なか卯・吉野家の各ふりかけができあがった。
あまりうまそうじゃない
作っておいていうのもなんだが、どうしてだろうか、どうにもうまそうではないのであるのでござる。 見た目が茶色く、ところどころに牛肉の脂分が白くなって浮いている。 食欲をそそる見た目ではない。 ところがほかほかのご飯にのせたところ、見た目はイマイチなのだが、ふんわりと牛丼のいい香りが漂ってきた。 見た目よりもうまいんじゃないだろうか。
いや、いけますよ
いい香りに誘われて口に運んだが、ぎゅぎゅっと凝縮したうま味がご飯に混じりあってとてもうまい。 はっきりいうが、さっきの買ってきたふりかけの何倍もおいしい。 しょうがの風味がきいたそぼろに、ときどきピリッと七味が顔を出して、高級ふりかけといった感じの上品な味だ。
まぜるともっとうまい
きっとみなさん気になるだろう、各牛丼ふりかけの味の差だが、ほとんど区別がつかないというのが正直なところだ。 あえていうなら、松屋のがすこし脂分が多くてこってりめの味付けになっていて(たぶん汁気が多かったから)、なか卯がダシの風味が濃くて深みがある気がするが、じっくり食べくらべなければわからない差で、どれもおいしい。 一番うまかったのが、半分くらい食べ終わって、ふりかけを足してご飯と混ぜて食べたひとくちだった。 生卵かけたらもっとうまいだろうな。
でも、そのままがやっぱりうまい
作った自分がびっくりするほどのおいしさだった。 しかし、なんせ下準備も含めてまる二日間「ふりかけごはん」だったので、ちゃんとしたご飯がたべたくなってしまった。 やはりふりかけはふりかけであり、牛丼ほどの満足感は得られない、というのが、当たり前だけれども率直な感想である。