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コラボ企画

 
絶体絶命のピンチをアロマで切り抜けろ

崖の上でラヴェンダーを嗅げ

さて、フェリーは南房総の金谷港に到着!


やたらとトロピカルな雰囲気満載な看板。千葉ってこんなイメージかな?

目的地である「地獄のぞき」がある鋸山のマップがありました。


ここから鋸山ロープウェーで山を登って

いかにも恐ろしそうな「地獄のぞき」に向かいます

それじゃ行ってみましょう。

ほい、こちらがロープウェー乗り場です。

「高所恐怖症って、ロープウェーとかは大丈夫なの?」と宮城くんに聞いたところ、「そういうのは大丈夫です」との答え。

しかし、いざ動き出してみると、意外とグイグイ高いところへ登っていくんですよね。

「あ、意外と高い……下の方は……見れないですね」

大丈夫っていってたのに! こういう自己評価の甘さというのが、宮城くんが引き起こす様々なピンチの原因となっているような気がします。

まあ確かに、もともとこの鋸山は石切場として使われていただけに不自然に切り立った崖が多く、普通のものよりスリリングな雰囲気のただようロープウェーではありましたが。

ちなみにロープウェーが頂上駅に近づいた頃、緊張していた気がゆるんじゃったのか、「あ、かたつむりがいる!」と、窓から手を出してはしゃいでいた宮城くんは、ガイドさんから「窓から手を出さないで下さい!」とメチャクチャ怒られていました。

……この辺の危機管理能力も甘いんですよね。

さて、ロープウェーを降り、ここからは山道を歩いて「地獄のぞき」を目指すのですが……。すさまじく味のある字体の看板を発見!

しかも、なぜか祀られているのはヴィーナス像。どんな宗派だよ!? さらに、ヴィーナスの足下にはカップ酒がお供えされていました。

……色々といい加減です。

目的地が断崖絶壁だということで、大体予想はしていましたが、延々と山道を登ったり下ったりという険しい道のり。

険しい道のりは予想していたものの、予想外だったのはボクたちの体力のなさ。これくらいがんばれると思ってたんですけどねぇ……、三人ともほぼ無言になってしまうほど疲れ果ててしまいました。

年取るって恐ろしいですね。

……さて、そんなこんなで歩くこと約20分。


ドンッ!

「え、えーっ! アソコに行くんですか!?」

ドドーン、ここが「地獄のぞき」!

切り立った崖の上にちょこっと飛び出した足場。そこからのぞき込む風景はまさに地獄という……。なにがどうしてこんな地形が出来上がってしまったのやらという光景。

高いところに対して特に苦手意識のないボクも、さすがにコレは見てるだけでゾクゾクきちゃいます。ましてや高所恐怖症の宮城くんにとっては地獄そのものといえるでしょう。

少々気の毒な気もしますが、そういう企画なんだから仕方がない。さあ、さっさと崖に上に行ってちょうだい!

柵にしがみつきながら、おそるおそる進む宮城くん

ちなみに崖下をのぞきこむとこんな感じ。

緑が多いので“地獄”というイメージはあまりしませんが、とにかくものすごい高さです。


下をのぞき込むのも超・おそるおそる。腰が思いっきり引けてます

「あ、でも、下に木がいっぱいあると思ったら、それほど怖くは感じませんね」

またそういう強がりをいって……下に木があったところで、ここから落ちたら完全に即死だと思うよ。

「手、放すんですか……!?」

顔は笑顔ですが、その表情は完全に固まっています。

そして、ドブワーッと額に吹き出す汗。

大変だ、宮城くんが溶けちゃう!

はやくパニックを鎮めるという“ラヴェンダー”の香りを嗅ぐんだ!

くんくん……。

「あ、落ち着いてきました!」

……って、効いてるのかどうか全然読み取れない表情。なんちゅう顔をしているのだ。

やはりちょっと分かりづらいので、アロマの力でパニック状態がどれくらい静まったのか数値化できる実験をしてみたいと思います。

まず、崖の上に立ったパニック状態で九九の七の段をいってもらいます、その後、ラヴェンダーの香りを嗅ぎながら同じく七の段をいうという……。

 

 

パニック中……14秒7
アロマを嗅ぎながら……10秒9

なんとアロマの香りを嗅ぐだけで3秒58も記録が伸びています! すなわち、それだけ心が落ち着いたということでしょう、スゴイぞアロマ!

まあ、一回目の七の段がかなりおぼつかない感じだったので、ただ単に二回目は思い出したから早くなっただけ……という気もしなくもないですが。

いやいや、やっぱり高所恐怖症のパニック状態のせいでものすごくおぼつかなくなっちゃってたんだと思う、多分。


実験が終わり、崖から離れると今日一番のサワヤカな表情を見せてくれた宮城くん。やっぱそんなに怖かったんだね、ゴメン

信じる者は救われる!?

基本的にアロマだとかヒーリングだとかいったものに全然興味がなかったので、かなり半信半疑ではあったのですが「コレは吐き気に効くんだ!」「コレはパニックを鎮めるんだ!」といわれて香りをくんくん嗅いでいると、なんとなく効いているような気になってくるんですよね。科学的な根拠とかは全然分かりませんが。

でもこういうことって、気の持ちようという部分がかなり大きいと思うので「○○に効く」といわれているアロマを身近に置いておくだけで、精神的にプラスになりそうです。

たとえば、自動車の芳香剤代わりにラヴェンダーのアロマを置いておけば、運転中に訪れる「あっ!」という瞬間に、ちょっぴり冷静な判断が出来るようになるかもしれませんよ。


編集部より)
宮城さんの玉のような汗は果たして載せていいのか迷いましたが、この試みは「ピンチなう!」とのコラボ企画です。ピンチなう!に投稿するとオールアバウトのガイドさんからアドバイスをもらえるかもしれません。

サイトは8月16日まで!いよいよ佳境に入ってきました。ひと夏のピンチを投稿してください。投稿するとレガシィツーリングワゴンが当たります。


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