意地でも作ってやるぞ、黄身返し
まんまと上手くいかなかった「黄身返し」作りですが、これくらいで引き下がるわけにはいきません。
江戸時代から伝わっている調理法はあまり気にせずに、独自の方法で「黄身返し」を作ることは出来ないものか……。
そんなことを考えていたら、みんな大好き東急ハンズでこんな商品を見つけました。
“ちょっと不思議なゆで玉子”というキャッチフレーズが書かれたゆで玉子器「ドリームランド」。コレ、どんなアイテムなのかといいますと。
星形やハート型など、普通では考えられないような不思議な形をした黄身のゆで玉子を作れるという便利グッズなのです!
ええーっ、どうやってこんなの作るの!?
この辺に「黄身返し」を実現するためのヒントが隠されているような気がしませんか?
とりあえずこのドリームランドを使って“ちょっと不思議なゆで玉子”を作ってみたいと思います。
まずは黄身と白身を分離。
……なんとなく作り方が見えてきましたね。
それでは、容器ごと鍋に突っ込んでグツグツゆでていきますよ
なんというか、非常に実験感の強い調理方法ですね。とてもゆで玉子を作っている光景とは思えません。
さてさて、10分程度ゆでて、フタを取り外すと……。
キレイに星形の穴が空いた白身が!
あとは、ここに黄身をズゾゾゾゾーっと注ぎ込んで再びゆでるだけ!
ドーン!
なんか汚くなっちゃいましたが、とにかく黄身が星形をしたゆで玉子が完成しましたよ!
うーんと、この作り方ならば、黄身と白身を入れる順番を逆にすれば……。
出来たっ! 黄身返し玉子! しかも白身がハート型!
……うん、一応、黄身が外側、白身が内側になっているとはいえ、ボクもさすがにコレで「黄身返し完成!」といえるほど強靱な精神力は持ち合わせていません。
コレを使うと、ゆで玉子っていっても円柱形になっちゃうしなぁ……。
でも、この「ガタガタいうヤツは型にはめ込んじまえばええんや!」的感覚は大いに参考にしていきたいと思います。
そこで登場したのが、こちらの「うずらの卵」! 大きな玉子がムリならば小さいヤツで……という発想ではないですよ。
形は少々いびつですが、白身の塊が完成!
さて一方、ニワトリ玉子の方もカラに穴を空けて、中身を取り出し、黄身だけをカラの半分くらいまでジュルジュル注ぎ込みます。
ウギャーッ!
なんだかとんでもないことになっていますが……。
カラをむくと、確かに黄身が外側に!
形は異常にボッコボコなこの玉子ですが、切ってみると……。
ウオーッ! 中にはちゃーんと白身が!
外側が黄身で内側が白身! これぞ黄身返し! やったー!