デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ


はっけんの水曜日
 
広角レンズを覗いて、風になる


広角レンズです。EF-S10mm-22mm。35mm換算(APS-Cの一眼デジカメは実際の焦点距離が1.6倍になる)で16mmなので超広角です。

一眼レフのカメラに広角レンズを付けて、ファインダーを覗きながら歩くとスピード感を強く感じます。単に歩くだけでも速く感じるけど、それで自転車に乗ったりすると凄いです(危険です)。

ホントにすごいので、どうすごいのかちょっと説明させてください。

松本 圭司



35mmで撮るとこのくらいの範囲が写ります。

広角レンズは広い範囲が写ります

広角レンズとはなにかと言うと、簡単に言えば「広い範囲が写るレンズ」です。よくレンズの名前に「35mm」とか書いてありますが、その数字が少ない方が広角で、多い方が望遠になります。

一般に広角と呼ばれるのは35mm以下、24〜28mmくらい。その下の16mmとか20mmなんてのは超広角レンズと呼ばれます。人間の目(画角的には50mm程度と言われている)で見たのとはちょっと違う風景が撮れるので、風景写真が好きな人は好んで使います。室内で被写体まで距離が取れない場合も広く写せるので便利です。


16mmで撮るとこんなに広く写ります。

左上の写真は35mmで撮ったものです。普通のカメラだとこのくらいの範囲で写ります。下は16mmで撮った場合。赤い枠線が35mmで写せる範囲です。16mmは広い範囲を写せることが判ると思います。

特に画面の外側、空や海がギューンと広く写ります(実際よりも歪んで伸びて写ります)。

「広角レンズは広い範囲が写る」というのはガッテンしていただけましたでしょうか。では、以上を踏まえて「風」になります。


広角レンズを覗きながら歩く。スピード感が愉快。

「風」になるとは広角レンズを覗きながら歩くこと

まず最初に書くけど、真似しないように。いや、正直に言うと真似して欲しいんだけど、真似すると危ないので真似して欲しくない。でも真似しないとこの面白さはわかって貰えない気がするので真似して欲しい。でも危ない。うーん。

広角レンズを付けた一眼レフのファインダーを覗きながら歩くと、普通よりもスピード感を感じて非常に愉快なので真似して欲しいんだけど、ファインダーを覗きながら歩くのはわりと危ないのでやっぱり真似しない方が良いと思う。


広角レンズを覗きながら自転車。危ないけど楽しい。

僕がこの効果に気付いたのは、16mmのレンズを付けたカメラのファインダーを覗きながら自転車に乗っていた時(だから危ないって)。あまりのスピード感に、「うぉー!はえー!こえー!」と思ってファインダーから目を離したら、実は凄くゆっくりで驚いたのだ。

これも真似すると大変に危ないので真似して欲しくないのだけど、でも面白いのでやってみて欲しい、という気もある。でもやっぱり危ないのでやらないでください。


ここまで、まったく共感を得られた気がしない

マジ意味わかんないんだけどー、こいつなに言ってるんだ、なんて声が聞える気もするけど、閉じるとか戻るボタンを押す前にもうちょっとだけ付き合って欲しい。

僕がファインダーを覗きながら歩いたり自転車に乗ったりしている写真を載せて「楽しい」だの「愉快」だの言ってもなにも始まらないし、なにも伝わらない事は判っている。危ないので「是非やってみて!」とも言えない。むしろ自転車に乗りながらファインダーを覗くのは是非真似しないで欲しい。なにしろ危ない。命がけでやるほどの価値もない。

でもこの楽しみは伝えたいので動画を撮りました。まずは望遠レンズを覗きながら歩く様子。

望遠レンズ、っていうかズームレンズを100mmに合わせて撮ってるんだけどね。


望遠レンズを覗きながら歩いてもスピード感は得られません。

 

僕のわざとらしい棒読みはともかくとして。ここで言いたいのは、「望遠レンズを覗きながら歩いてもスピード感は感じない」という事だ。それだけだ。前に進んでもあんまり進んだ感じがしない。

では広角レンズの場合はどうか。レンズは24mm。最初に載せた10mmのレンズは、僕が持ってるムービーも撮れる一眼レフには付かないので24mmを使った。超広角とまではいかないけど、広角レンズ。


風になってる、は言い過ぎだけどスピード感は感じるでしょ。でしょ?

広角レンズを覗きながらだと普通より速く感じる。これはあれだ、電車に乗っていて遠くの景色を見ると遅く感じるけど手前の景色を見ると速く感じる。きっとそれと同じで近くの景色も見える広角レンズのばあい速く感じる・・・のだと思う。

 

今度は自転車に乗ってみよう

さて、歩くだけじゃ地味なので今度は自転車に乗ってムービーを撮ってみた。まず最初は広角レンズを付けて撮った場合。最近のマイブーム、妻とのぐだぐだトーク付き。


速いとか遅いとかの前に、よくわからないとダメ出しされた。

僕は結構なスピード感を感じたのだけど、確かに見せる順番を間違った。じゃあ、というわけで望遠レンズで撮ったムービーを見てみてください。遅く感じるから。


今度は遅いのを判ってもらえました。

 

こっちを先に見て貰えばよかったんだな。世の中、なにごとも順番が大事ってことだ。美味しい料理とまずい料理では、まずい方を先に出した方が良い。その方がまずい料理のまずさをごまかせるし、美味い料理の美味しさが際立つ。こういうテクニックが無いから僕はアレなんだ。

 

交互に比べるムービーも作りました

これだけでも広角レンズのスピード感、風っぽさは判って貰えたと思うけどより一層わかりやすいように、広角と望遠を交互に切り替えて比べられるように編集してみました。

会話がかみ合ってないのはいつものことです。いろいろ汲んでもらって成り立っている関係です。


僕は一日を通してだいたいこういう感じで低テンションで生きています。これまでも、これからも。

 

かようにして広角レンズを覗きながら自転車で走ると、必要以上にスピード感を感じ愉快なのです。是非これを実際に味わってもらいたい気もするけど、本当に危ないので真似はしないようにして、ムービーだけで満足しておいてください。

以上、広角レンズで相沢先輩になれ、のコーナーでした。相沢先輩ってのは僕が勝手にイメージしてる「かっこいい不良の先輩」です。真樹先輩もスピード速そうだよね。

スピード感が欲しいときは広角レンズ

広角レンズで動画を撮ると普通以上のスピード感を感じることができるので、なにかスピード感が欲しいときは広角レンズを使ってみてください。24mmでもけっこう速く感じます。

まわりの景色も多く写るので、電車の先頭で広角レンズを使って撮影したらすごく面白そうです。楽しいぞ、広角レンズ!今欲しいのはねー、EF17-40mm F4L USMです。定価12万円!きゃー!


 
 

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation