あごヒゲ(ビアード)
ここまで、様々なタイプの口ヒゲを試してきましたが、正直、ボクは鼻の下にヒゲがあると、なんかジョリジョリ気になって気になって気持ち悪いので、実は口ヒゲってほとんど伸ばしたことがありません。
一方、あごヒゲの方は剃るのが難しいし面倒なので、結構放置状態で伸びてることが多いんですよね。……ということで、どっちかというとカッコイイあごヒゲの方が気になっていました。
まず最初のあごヒゲは「スクエアビアード」。
うーんと、“ちょびヒゲ”のあご版みたいな感じでしょうか。食べかけの焼き海苔があごにくっついちゃったのに気づかずに、そのまま外出しちゃった人的な……。非常に違和感アリアリなヒゲです。
しかし、こんなヘンテコなヒゲの人いるかいな、と考えてみたら、意外といますね。ボクの理解できない突飛なオシャレ界の人とかがやってるイメージ。やっぱ理解できないわ、オシャレは。
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日本の誇りがボクのあごに
こちらは、おそらく富士山からきていると思われる「フジ」。
コレが日本独自の呼び方なのか、万国共通なのか分かりませんけど、いずれにせよ、コレって富士山型というよりはひし形ですよね……。
あ、湖面に富士山が映り込んだ「逆さ富士」状態を再現したヒゲってことかな!? なんと趣深い!
このくらいのヒゲってよろしいなと思ってるんですが、ボクがやろうとすると毛穴がまばら&くせっ気のため薄ら汚くなってしまうのです
下あごの先っちょにチョロッとヒゲを生やした「エプロン」。
格闘家などをはじめ、こんな感じのヒゲをしている人って多いですけど、まさか「エプロン」なんて軟弱感あふれる名前だったなんて。
まあ、いわれてみれば確かに口の下にエプロンかけてるような形。さらにいっちゃえば、口の下に直でよだれかけを装着しているようにも見えます。
リンカーン風ヒゲ
第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンのごとく、もみあげからあごまでワサッワサッと生えたヒゲ「リンカニック」。
ヒゲの形にまで名前が残っているなんて、リンカーン大統領の影響力がいかに強かったか分かりますよね。
政治家がファッションに影響を与えるなんて日本じゃまずないですもん……。
ああ、羽田孜……あとは中曽根さんのバーコード頭くらいでしょうか。ファッションじゃないか、アレは。
しかし、ワサッワサッと生えたヒゲを黒ガムテで再現するのはちょっとムリがありますな。ヒゲっちゅうよりは、小顔になりたくてなりたくて仕方がなくて、顔の周りを黒くふちどっちゃった人みたいです……。
ワイルド感あふれるあごヒゲ
「リンカニック」のようにもみあげからあごまでワサワサ生やした上に、下あご部分をこんもり伸ばしたワイルドなヒゲ「オールドダッチ」。古き良き時代のオランダ人がよくしていたヒゲってな意味なんでしょうか。あまりオランダ人のイメージが浮かびませんが、そうだといわれればそんな気もしてきます。
間違っても、古くなってボロボロになっちゃった南極1号……的な意味合いではないですよ。
ところで、これくらいモジャッと生えたヒゲを再現するためには、顔の広範囲にわたってビシビシと黒ガムテを貼っていかなきゃならないわけですが……。
そんだけ貼っていると剥がす時が痛い……。
ひりひりするよー、ひりひりするよー。