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土曜ワイド工場
 
手作りいかだで川を下る



落ちてるけどな!

いかだを手作りして川を下る。

言ってしまえば簡単だけれど、実際にやってみるとこんなに難しくて面白いことはなかった。

この夏一番の思い出をふりかえります。

安藤 昌教



エコ★カップというイベントです

しかしなぜ突然いかだで川を、とお思いだろう。

今回は川崎市が主催する「エコ★カップ いかだ下り」というイベントにお誘いいただいたのだ。


事前説明会で真剣に話を聞く参加者。

その後、去年の大会で打上げられたいかだの残骸の写真が紹介された。みな一斉に背筋が伸びた瞬間。

実はデイリーでもペットボトルで作ったいかだで今回と同じ多摩川を下ろうとしたことがある。

住さんの挑戦だ。この時は台風の後で川が増水し、近くにいた人に叱られて終わっている。

個人でやるには壮大でしかも危険すぎるチャレンジなのだ。果たして今回、長年の夢は達成できるのか(ちょっとおおげさに言ってみました)。

まずは材料集めから話が始まります。


最初はこのくらいの量から始まりました。

ペットボトルが1500本集まる

エコカップという名前の通り、今回のイベントではいかだの材料は主に廃材を使わなくてはならない。逆にいえば廃材であれば木でもタイヤでもドラム缶でも何を使ってもいいわけだ。

デイリーチームは過去の経験もふまえ、自然とペットボトルを使う方向に向かっていった。一番集めやすいということもある。

ペットボトルは先日のエキスポ会場でお客さんから集めたり、社内で募集したり、ビルの清掃会社さんからもらったりした。もちろん自分の家でも集めた。


家で集めたペットボトルを会社まで運ぶ。でかいゴミ袋を持って満員電車に乗るのはなかなかタフな体験だった。

おかげで編集部のあるフロアは一時、ゴミの館と化した。

これはさすがに総務部あたりから叱られると思い、社内掲示板に「いかだ下りするんです、後ほど記事にもするし、エコなんです」と書き込んでおいた。


最終的にはもう少し集まりました。

集まったペットボトルは1500本あまり。これでいかだを作るわけだ。

大丈夫だろうか。こなごなになってゴミをまき散らすだけにならないだろうか。材料が集まっていくのに比例して、不安も増していった。


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