カッコよくなりたいと思うことがある。生き様とかではなく、単純に顔のことだ。 そんなぼくらの強い味方が整形手術なわけだが、顔にメスを入れるというのはどうも抵抗がある。 そこで気軽に整形できる方法を考えた。
(櫻田 智也)
こうします
いまカッコいい男性と言われてすぐに思いつくのは、NHKの大河で主役をはっているアノ人だろう。個人的には『ひとつ屋根の下』の「ちい兄ちゃん」という印象が抜けないが、つまりは二十年近くにわたりカッコいい男として第一線で活躍しているということだ。
そんな彼から抽出した整形用の資料がこれだ。
画期的技術
もうなんの説明もいらないと思うが、街角のポスターや雑誌の写真などをスクラップして集めた顔パーツをくっつけて喜ぶという、世にも無邪気な企画なのだ。
憧れの人たちに
というわけで、憧れの有名人の顔を次々と手に入れてしまおう。
決して大きくはないが眼光鋭いその瞳。お笑い界の殿である。 もちろん先ほどの技術をつかえば、こんな大物にも簡単になれてしまう。
こわい。こわいけど、意外にも妙に幼い顔つきになった。中学のクラスメイトにこんな顔がいたような。 それにしても、なにをそんなにムシャクシャしているのか。今にも学校の非常ベルのボタンを押してしまいそうだ。
ひー! ダンカン!!
完全にビエラじゃないどこかへリンクしている顔になってしまっているが、
女性の柔和さを取り入れたことで美少年と呼んで差し支えない顔立ちに。しかるべき世界で可愛がってもらえそうだ。
ほかの人にも試してほしい
整形の最中、自分で自分の顔をみることができないため、せっかくやってみても実感があまり湧かない(今さら)。 そこで他の人にも試してもらおうと、ライターの小野法師丸さんに、誰かなってみたい人はいないかと訊ねてみた。
すると返ってきたのは、同じくデイリーポータルZの安藤さんの名前だった。
「編集部でのかっこいい人ということで、安藤さんになってみたいと思っています」 との返事。 「思います」ではなく「思っています」という言いまわしが、小野さんが常々抱いてきた願望であることをうかがわせる。たしかに安藤さんはカッコいい。ぼくも編集部の中では安藤さんを狙っている。
というわけで、小野さんの望みを叶えるべく、安藤さんの顔パーツを準備して8月におこなわれたデイリーポータルZのイベントに持参した。 喜んでもらえるとよいのだが。