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はっけんの水曜日
 
給湯室でする現代版茶道


給湯室でのお茶会に呼ばれました。せまい。

友人の友人の友人からお茶会のお誘いを受けた。

指定された場所は、とある会社の給湯室。

お茶会に呼んでくれたのは、給湯室で茶道をする「給湯流茶道」の家元(仮)である。

玉置 豊



CNN系列サイトの外国人記者がいた

このお茶会は「サラリーマン風の格好をしてきてね」というドレスコードがあったので、今年二回目のスーツを着てコスプレ気分で集合場所である株式会社アイ・ブロードキャストに遅刻気味で到着。

エレベーターのドアが開くと、背の高い外国の男性と、頭一つ分コンパクトな日本の女性が、なにやら英語で話していた。

あれ、場所を間違えたかな。


女性が「サドーサドー、リキューリキュー」といっているような気がする。

直接の知り合いが一人もいない状況の中、ちょっと距離をとって身長差のある二人の話に聞き耳を立てていると、どうやらこの女性が給湯流茶道の家元(仮)であることがわかった。

横で見守っていた給湯流の関係者に聞いたところ、なんでもこの男性はCNN系列サイトの記者で、この給湯流茶道を取材にきたらしい。イベントの取材でほかの媒体と一緒になることはよくあるけれど、CNN関係というのははじめてだ。

給湯室での茶道は確かに外国受けしそうなジャパニーズカルチャーだけど、失礼ながら給湯流茶道ってそんなにメジャーだったのかとちょっと驚いた(その記事はこちら)。家元(仮)は沢尻エリカクラスということか。


CNNの記者とDPZのライターが肩を並べました(物理的に)。日米七三分け対決。床屋さんにいってきた甲斐があるというものだ。

給湯室ではグラビア撮影会をやっていた

家元(仮)がインタビューに答えている間、給湯室では女性カメラマンによって、茶碗を持ったかわいいおねえさんの撮影がおこなわれていた。

給湯室でのグラビア、週刊SPA!あたりの特集ページでありそうな撮影である。茶道はどこへいった。


せっかくなので壁紙サイズの写真を用意しました。こちら

これは給湯流茶道のサイトの「Cute-ryu Girl's Collection」というコンテンツ用の撮影で、キュートな女性が給湯流茶道をしている様子を毎月掲載しているそうだ。

そう、キュートと給湯のダジャレである。

茶道っていうと敷居が高いイメージがあったのだが、この流派には親しみが持てそうだ。


お茶を入れるキュートな給湯流ガールは、撮影させていただいている株式会社アイ・ブロードキャストの社長秘書。社長秘書って実在するんですね。家元(仮)は別の会社でOLをやっているそうです。※ 写真/岸本咲子

給湯流茶道というのは、文字通り給湯室でOLやサラリーマンがおこなう茶道だそうで、給湯室だから普通の緑茶とかコーヒーでやるのかと思ったら、本格的に抹茶を入れているようだ。

なんで給湯室で正座をして、抹茶を飲まなきゃいけないんだと思いながら、ことの成行きを見守らせていただく。


外国人の記者が給湯室で正座をさせられている。エイプリルフールのウソ記事用の取材っぽいな。

社長秘書と私。この写真、来年の年賀状に使ったら怒られるだろうか。

で、給湯流茶道ってなに? >
 

 
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