おしゃれ避難場所

避難場所を示す看板というものもある。あなたの住む町で火事や地震などの災害が起きた場合、避難すべき場所はここですよということを示したものだ。

避難場所を示す看板

地図はこうだ

市民の安全を守るための看板。しかし肝心の地図が少し込み入りすぎてはいないだろうか。これではいざというときに素早くその場所を判断することができない。

デザインの力とは、ものごとの本質を抽出し、表現をシンプルに保つことだ。今こそ、その力で市民の安全に寄与することはできないだろうか。

おしゃれ避難場所

この地図の特徴は、「５．ランドマークがアイコン」である。その典型となる例を提示したほうがいいだろうか。

その典型例

上の地図は、「あ」とある部分がお店のある場所である。「￥」はたぶん銀行だろう。ポットのマークは喫茶店だろうとぎりぎり想像がつく。しかしどんぐりのマークは？そして道だったはずの線が途中で木の枝になり鳥が止まっているのは・・？

こういう避難場所の案内図があったらどうだろう。市民は不安から疑心暗鬼になり、もはや地図を信用しないかもしれない。その結果生まれるのは何か？おそらく、隣近所どうし声をかけ、協力し合う姿勢ではないだろうか。いざというときに信用できるのは、地図なんかじゃなく、人の心だけなのだから。

おしゃれ税務署案内

一度だけ税務署からの郵便物が届いたことがあって、どきっとした。そんな、特別お知らせがくるような覚えはないはずなのに、いったいなんだろう。

見てみると、以前出した書類に不備がありましたよ、という単なるお知らせでほっとしたのだが、さて、そういう印刷物に税務署への案内図がついていたりする場合がある。

税務署からの何かのご案内

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次は、この分かりやすいけどやっぱりお役所の粋をでない地図を、おしゃれ化してみよう。まじめな案内図がかわいくなることで、市民の納税意識が上がったりすることもあるんじゃないか？

こうなった

税務署の若いスタッフが作りましたという風情の、親しみやすい地図になった。この地図上に住んでいる人はみんな笑顔で納税しそうでもある。注目ポイントは税務署の周辺を舞う1万円札だ。

会社の経理部の人がこのお知らせと地図を見て法人税を納めたくなるかどうかは、また別の問題かもしれない。