デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


土曜ワイド工場
 
マスカラで眉毛を伸ばす

ちょっと言い訳いいですか

今日は休日なわけだけれど、僕はこうして家で眉毛にマスカラを塗っている。ツイッターのタイムラインを見るとみんないろんなところに出かけていて楽しそうだ。

なぜこういうことになったのか、少し説明させてもらってもいいですか。言い訳なんか聞きたくない、という人は飛ばして次のページに進んでください。


一人アイメイクにまい進する父の後ろでテレビを見る子供たち。今日は忙しいからどこにも出掛けない、と言ってある。彼らが父の仕事に疑問を抱き始めるのは何歳ごろからだろう。

当初、今日の記事では忍者道場での手裏剣投げについて書かせてもらおうと思っていたのだ。

今度伊賀の里で手裏剣投げ大会があるので、それに出場する選手が集まって練習をするのだという。僕も忍者を愛する者のはしくれとして参加させてもらった。


にんにん。

練習場所は本物の忍者が運営している道場。田端駅の近くにある。

本物の、と言っても今の人だ。ガマガエルに乗って登場したりはせず、白の柔道着でかっこよく僕らを迎えてくれた。普段は外国人を対象にパフォーマンスを行っているのだとか。


この方が忍者の先生。今日はオフなので道着です。
先生は棒手裏剣と呼ばれる尖った鉄の棒を投げるのが得意。

手裏剣大会はよく見る星型の手裏剣で競技が行われるのだが、先生は棒手裏剣と呼ばれる尖った棒を投げるのが得意とのことで、まずそのすご技を見せてもらった。


ゆったりとしたフォームから繰り出される棒手裏剣は
ドンッ!という鋭い音を立てて的に突き刺さる。

そのインパクトを見てがぜんやる気になった新人忍者。

先生の技を見てがぜんテンションの上がった我々は、持参した忍者衣装に着替えて手裏剣大会の練習を開始した。

僕は日程上の都合、残念ながら大会には参加できなかったのだけれど、練習とはいえ本物の手裏剣を投げる機会に恵まれたわけだ。これは記事にしないわけにはいかないと思っていた。

しかしなぜか今、僕はこうして休みの日に眉毛を伸ばしている。なぜだ。確実に忍者姿で手裏剣打ち、の方が派手でいいだろうに。


人生ってなんだろう。

デジカメに入っていたデータが壊れたのだ。

ついでにこのアイメイク企画も実は今日で二度目だ。一度目のデータは忍者と一緒に全部消えた。

気に入っていたデジカメだったのだが、この記事を書き終えたら捨てようと思う。


< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.