針金はゆっくり倒れてたと思う
保冷剤はあんな結果だった。しかしゆっくり倒れていく物を逆再生するというアイデア自体は 悪くないと思うので、他のゆっくり倒れていくようなもので実験を続けていきたい。
なにかないかと探して見つけたのが針金である。
この針金を花の重みでいい具合に徐々に倒れていくよう長さを調節して、鉢植えに植える。
保冷剤のように溶けてる部分と凍ってる部分が混ざっていない分、 うまくいきそうな気がするが果たしてどうか。
撮影してる間もないほどパッタリ倒れた。これが重力の示演実験なら大成功だが違うので大失敗である。
一応ゆっくり倒れるように調節したつもりだが、さすがに無理があった。 そういえば針金がゆっくり曲がって倒れていく様子なんて見たことない。 なのになんでやったのかと言われたら、緑だったからです。
最後の手段、粘土
保冷剤以外にゆっくり倒れていくような素材がほとんど思いつかず、 百円ショップ2時間歩き回って見つけたのがさっきの針金とこの粘土。
これを最後の手段というにはかなり不安が伴うが、 他に有効な手段も思いつかないので、なんとかこれで成功させなければ。
いままでのなかでは最も植物らしく見える。出だしとしては悪くない。
粘土で作った茎の太さをゆっくり倒れていくぐらいに調節して、 撮影の準備に入る。
ところでなぜ場面が突然室内に戻ってるかというと、 外での撮影中にスズメバチが飛んできたからです。
ここで刺されでもしたら、「かなりのリスクを負ったのになんの成果もない記事」になってしまう。
それはあまりにも悲しいので、家に持って帰って続けることにしました。