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ひらめきの月曜日
 
端の多い玉子焼きを作ってみる


こんな物が出来ます。

玉子焼きの端の部分が好きだという人が結構います。理由はそれぞれあるようで、味が中心付近よりも濃いとか、焦げた感じがいいとか。

では、そんな人の為に端の多い玉子焼きを作ってみましょう。いつも使っている玉子焼き用フライパンで。

馬場吉成



端好きは多いようです

玉子焼きに限らず、ケーキやピザや麩菓子など、端の部分が好きとう人は結構います。例えば、アメリカで売っているこのケーキの焼き型。端好きの為に作られたその名も「Bakers Edge」という商品。

Bakers Edge

「for Edge Lovers」の宣伝文句の通り、M字型に作られたこの焼き型で焼いたケーキはどこも端のような感じに焼きあがるそうです。ちょっと欲しい。

玉子焼きにはこんな便利な道具はないので、今回は普通の玉子焼き用フライパンで作ります。


12年ほど愛用している玉子焼き用フライパン。幅が約9cm。長さが14cmぐらい。弁当に入れる玉子焼きを作るのに丁度いいサイズ。

玉子焼きの場合は巻いて作るので、よく地域のイベントなどでやる「世界最長の○○」みたいにただ長く作っても、端ではなく側面が増えるだけです。端を増やすならば、幅はそのままで平たく長く作るか、高くするか。平たく長く作るには大きなフライパンが必要になるので、高さ方向に端を増やしていきます。

 

通常の5倍の卵を使用

では早速作って行きます。まずは卵液作り。


卵はL玉を10個使用。

ボールに割り入れます。


砂糖は大サジ5ぐらい。塩が小サジ1程度。我が家は甘い玉子焼きです。

胡椒も使います。こちらは小サジ1弱。


通常我が家で弁当用に玉子焼きを作る際には、このフライパンに卵2個使います。今回はその5倍で10個使用。調味料も通常の5倍近く使用しています。

ちなみに、我が家で玉子焼きと言えば甘いものを指し、甘くないものは出汁を入れるので出汁巻きとなります。焼き方もそれにより変えます。

では焼いていきましょう。


白身を切るように混ぜて、白身の塊が残る程度にかき混ぜます。混ぜすぎると卵のコシが無くなる。
焼くときにはオリーブオイルを使用。オリーブオイルを使うと風味がよくなる。油も味のうち。

フライパンから煙が立つぐらいまで加熱。

まず白身の部分を多めに流し込む。こうすると、表面に行くほど黄身が多くなり黄色い玉子焼きになる。


作り方そのものはいわゆる玉子焼きの作りかたとなんら変わりません。熱したフライパンに卵液を入れてひたすら巻いていくだけです。

ただ、クルクルと巻いていくだけだとロールケーキのようになってしまうので、上下方向に流しいれる卵液を多くするとともに角をとり、高さが出るように焼いていきます。


スクランブルエッグのようにほぐしたら手早く返して芯を作る。こうすることで外がしっかりして中がフワフワの玉子焼きになる。

芯が出来る。出汁巻きの時にこう焼くと完成した際に出汁が流れだすので、スクランブルエッグのようにはせず薄く手早く巻いていきます。


芯が出来たら更に卵液を追加して高さを増していく。
油追加の為、一旦フライパンから皿へ退避。既に結構厚い。

ある程度厚みが出てきた時点で一度更に取り出してみました。この時点で通常の物の1.5倍以上の厚み。しかし、まだ端の多いというよりも、ただ大きい玉子焼きです。

フライパンに油を追加して更に高さを増していきます。


菜箸で返すのが辛くなってきたので、ここからトングに道具を変更。厚みが出てきたのでこれで挟み込めます。
手首を使ってフライパンを動かさなくても簡単にひっくり返せる。玉子焼きを返すのが苦手な方は、お好み焼きのヘラとか使うと簡単に返せますよ。

こうして卵液を8割がた使ったところで、油を追加するため再び皿へ退避。出した物がこちら。


玉子焼きというかカステラか?

この時点で6cmほどの高さになっています。端率もかなり上がってきました。最後の卵液で仕上げを行います。

と、ここで問題発生。

 

卵液流出!


卵液を入れて仕上げ開始。表面に薄く黄身を巻くことで中はフワッ、外はしっかりと仕上げると共に、黄色く綺麗な表面となる。
そして、一回返した瞬間。ら、卵液が!

かなりの大きさになった玉子焼きは、その動きもダイナミック。ちょっと手元を滑らしたら、大きく倒れてフライパンの中の卵液が溢れてしまいました。

このフライパンで高さを出すのはこの辺りが限界のようです。慎重に残りの卵液を重ねて仕上げを行い出来た玉子焼きがこちら。


端大目玉子焼き完成!

通常サイズと比較。幅9cm、高さ7cmの特大端大目玉子焼き。卵の使用個数は5倍ですが、それ以上の大きさにも見える。

では出来上がった物を食べてみます。とても箸で持てるようなサイズではないのでオーブンシートを巻いて手持ちで食べます。


まさか玉子焼きを手で掴んで食べる日が来るとは。

ガッと端にかぶりつき!

うまいなー。だけど・・・硬いね。

卵料理は火加減が大事。

端大目玉子焼きは、味そのものは通常の物と変わりません。美味しいです。ただ、食感が全然違います。焼きすぎていて硬い。かなりしっかりと詰まった感じです。玉子焼きのフワフワした感じが全くありません。全体的にはイマイチな味です。

最初に芯を作る際には半熟ぐらいにして作っています。そうすることで、最後には程よく火が通り柔らかく仕上がるので。しかし、何度も重ねて焼いているので熱が徐々に伝わり、中心にもしっかり火が通ってしまう。更に、何層も重ねるので、最初にスクランブルエッグのように崩してフワフワ感を出しているのに、その部分も締まっています。

端の部分も味が濃いというより、硬さが際立っていてボソつく感じでした。物事には程度というものがある。度を過ぎるのは良くないですね。今後もし端を多く作りたいならば、通常サイズを沢山作って端の部分だけ切り集めたいと思います。卵料理は火加減が大事。

みっちり、バームクーヘンのような玉子焼きになりました。

 
 

 

 
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