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はっけんの水曜日
 
回転寿司のネタを見ないで食べて当てるゲーム

いきなりの不正解

ネタを選んだところで、私は普通に目を開けたまま、工藤さんはアイマスクをしたまま手探りで試食。

その味はというと、見た目そのままに脂たっぷりで、皮の香ばしさがうれしい。これは目をつぶって食べても間違えはしないだろう。


ノーメイクなのに若干「クリムゾン・キングの宮殿」(記事参照)っぽい表情で寿司を食べる工藤さん。
見た目通り大変おいしい。これはイージーだったかな。

食べ終わってアイマスクをとり、メニューを見ながらしばらく悩み、工藤さんの口から出てきた答えは「とろサーモン」だった。

ブブー。

どうも焼サーモン独特の香ばしさは、見た目の焦げ具合が味に大きく影響しているらしい。予想外の答えにちょっと驚いたが、まず一回の表はゼロ点に抑えた。


回答を聞いて不思議がる工藤さん。どうでもいいけど工藤さんのほうが10センチ以上大きいのに、この写真だと私のほうがでかくて悲しい。まさに座高マジック。

 
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工藤
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玉置
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一回の裏 つぶ貝 

続いては工藤さんがネタを選んで私が当てる番。

アイマスクをして寿司が来るのを待つのだが、担当編集者として信頼はしているのだが、人間として若干信用はしていないので、しばらく待っても声がかからず目を開けたら帰っていたらどうしようとか、いきなりアツアツのみそ汁が用意されていないだろうかとか、売店で売っている寿司の消しゴムとかは勘弁だなとか、ゲームとは関係ない部分でドキドキする。


選ばれたのは普通につぶ貝でした。工藤さん、信じていましたよ。

手探りでネタを手で持つ。質感、重量など、普段食べる時には気にしない情報が指先から伝わってきて、この時点である程度ネタの方向性が見えてきた。

口に入れて一噛みすると、コリコリとした歯ごたえと海の香り。なんだこれうまい。とりあえず貝だということはわかった。

目隠しを外してメニューと照合してみると、貝はほたて、あわび、つぶ貝の三種類。つぶ貝がどんな味なのかは正直あいまいだけれど、味から想像できる見た目から考えると、これはつぶ貝だ。


試食中の私を見つめる工藤さんの目がすごいことになっている。
当然の正解。この企画、私の全問正解で終わってしまい、なんだか自慢みたいにならないかと、このときは思った。

無事につぶ貝をクリアして一点先行。しかしメニューにトリ貝とかミル貝とかイシガキ貝とかがあったら危ないところだった。


 
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工藤
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玉置
1


二回の攻防をダイジェストで

二回表は工藤さんの攻撃。守る私は一点リードした余裕から、だれもが一度は食べたことのあるアジをセレクト。薬味が勝負にどう影響するかがポイントだ。


105円なのにネタが大ぶりだぜ。脂が乗っていいアジだ。
迷っている姿を見るのは楽しい。間違えてもらうともっと楽しい

工藤さんは「光りものの風味を感じた」といいながらイワシをチョイス。惜しい!たぶん両方食べたら間違うことはないのだろうけれど、アジだけをブラインドで食べるとけっこうわからないものらしい。薬味が逆にあだとなったか。

二回連続で外してしまった工藤さんが選んだ皿は、変化球の海老サラダだったのだが、これがまるっきり何を食べているのかわからなかった。マヨネーズの中にゴロゴロとしたものが入っているのだが、さすがは回転寿司だけあってマヨネーズ系のネタが多く判断がつかない。


エビサラダ。サラダの要素はどこなんだろう。
食べたことのある具なんだけれど、それがなにかわからない。

長考の末に出した答えは、一番味が想像できないほっき貝入サラダ。

工藤さんが「ほら、冷凍ピラフの海老の味がしませんでしたか?」と言われて、ようやく記憶と味が結びついた。確かにあれは海老だ。なんでわからなかったんだろう。


外れると本気で悔しい。二回を終えて0対1で私がリードと、予想外の低レベルな戦いに。

 
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工藤
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玉置
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